表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界けんご  作者: 佐藤 刀弥
1章 けんご
6/18

6.けんごは突然に

翌日の朝。例の部屋で目を覚ます。ぼくはこの部屋で寝るよう言われたので、そのまま睡眠をとっていた。

布団のようなものはないのかと聞いたが、どうやらこの世界ではそういう文化はないらしい。改めて自分が異世界にいることを実感する。

床は硬く冷たかったが、不思議と寝心地は悪くなかった。

首を回しながら周囲を見回す。特に昨日と変わったところはないが、どこか違和感を覚えた。

ぼーっとしていても始まらないので、立ち上がり部屋を出る。

今日はアーナさん来ないんだな。

部屋の外は廊下らしく、先が見えないほど長く左右に伸びている。そして壁には例の模様。

初めて見たときは思わず吐き気を催すほどだったが、ずっと見ていたからかだいぶ慣れた。

「うっ」

調子に乗ってじっと見つめていると、ズキリと頭が痛み眩暈までした。

慌てて目をそらすと頭痛はすぐに治ったが、同時におかしな感覚に陥る。

「この模様…?」

しかし少し考えても思い当たる節はなかった。もともと考えるのが得意ではない。


とりあえず部屋を出てすぐ右の方向に進んでいると、さっきの部屋から10mくらい先のところに一枚の扉を見つけた。扉には丸い窓が付いていて、中の様子がうかがえる。

顔を近づけて覗いてみるが、明かりがついてないのか暗くてよく見えない。

ふとその時、殺気を感じた。

パリンッ

窓の割れる音。紙一重のところでかがんで避けることができたが、1秒でも遅れれば顔面は大変なことになっていたかもしれない。

後ろに下がって扉を注視する。窓を割ったなにかは既に内側に引っ込んだようだ。避ける直前に一瞬だけ見えたあれはなにか刃物のように見えたがまさか…。

ドオォン!

「!」

唐突に扉が破られる。そして、

「おっす。三度(みたび)まみえたな、トウヤ」

「けんご…!」

中から現れたのは、やはりすどうけんごだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ