表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

グール


  そして、次の日の朝、アイが言ってた難しいクエストに旅立つことにした。


  キメラというモンスター討伐らしい。

俺の電脳があれば楽勝さ。そう簡単に考えていた。


  場所はカラカラに乾いた岩山だった。はあはあ言いながら険しい岩山を登っていく。


  水にすんでいるウンディーネにはきつそうだ。アーメンガードちゃんが一緒に手をひいてあげている。なんてやさしいんだ。


  キメラの巣にたどり着くとライオンと鷹の顔が二ツを合成させたキメラがばかでかい大きさで行く手を塞いでいた。


  「げぇ!こんなに大きいの?」


  俺は電脳によって剣を取り出した。


  キメラは鋭い鉤づめを俺にむけてきた。キラリと光る爪、引き裂かれるとおだぶつだ。


 俺は ひらりとそれを右によけると爪は岩にめり込んだ。怖いわー。

キメラは岩から爪を抜き、こちらに向かって火をはいた。


  火もはけるのかよ。

電脳から、盾を取り出して防御した。熱さが伝わってくる。



  まともにあたったらフライドポテトだ。いや、フライド変態だ。 


  いや、フライドではないかな?


  そうこう考えているうちにキメラは俺を人形のようにはたいた。岩山にぶつかり岩を貫通して俺は血だらけになっていた。


  俺は地面に血をはいて倒れていた。アイの言葉どおりこれは一筋縄ではいかないぞ。


  アイやアーメンガードちゃん、ウンディーネは心配そうに俺を見ている。このかわいこちゃん達を守るためそしてアーメンガードちゃんとスク水エッチするまでここで死ぬ訳にはいかない。


  俺は剣を杖がわりにして起き上がる。


  火、かわす、盾、防御。爪、一回転してよける。


  行動パターンがわかった。隙をねらい鷹の頭に剣を突き刺す。

岩山に、キメラの咆哮が響き渡る、暴れまくるキメラ、めちゃくちゃに爪を振り回す。ひらりとかわして次はライオンの顔の方に狙いをつけて、次は目を狙った。


 キメラのライオンの方の目から、 血が吹き出す。相手は大量の出血により弱りはじめている。


  しかし、おれも、かなりの血を流した。ここからは体力との勝負だ。


  斬る、斬る、目にもとまらぬざんげきを食らわす。

倒れた、そしてキメラはポリゴン化して消えていった。やった!勝ったぞ。っとその時、仮面をかぶった者たちがはしってきた、手にはナイフを持っている。


  白い無表情の不気味な仮面を被った者たちはキメラの電脳をさっと奪っていった。


  「あっあなたたちはグールね」アイが叫ぶ。


  俺は血まみれになってぐったり倒れた、プレーヤーの電脳を捕るというグール。俺の電脳をとられるのか?っと思ったらそいつらはウンディーネをつかんでふふふと笑った。


  「こいつは、なんでも願いをかなえる特別イベントの電脳街人こいつはもらっていくぞ」


  くそ、起き上がれない。こうして、俺は仲間のウンディーネをさらわれていった。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ