メイド服
「これでよし!」俺は電脳で取り出したメイド服をウンディーネに着せて満足げにした。
「なんで、メイド服なのよ」アイは呆れたように、いや呆れている。言った。
「温泉では裸に興奮していたが実は俺は服装が凝ってる方が興奮するのだ」俺は威張って言った。
「威張る事じゃないと思うがな」アイは馬鹿にしたように言った。いや、馬鹿にしている。
「この服はいったいなんなのだ?」ウンディーネは不思議そうにエプロンドレスのヒラヒラをいじっている。
「それは神聖な勝負服なのだ。それを着ると防御力がアップするのだ」
「嘘教えんな」アイは怒って言った。
「よいではないかよいではないか」俺は殿様気分で言う、いや、殿様だ。こんな美女(幼女も含め)達に囲まれて旅ができるんだもの、しかし手がだせないのが惜しい、だそうと思えばナビゲーション幼女のアイのせいけんづきが黙っちゃいないからな。
「ウンディーネちゃんのメイド服姿とてもかわいいです」アーメンガードちゃんは嬉々としていった。女の子だこういうのが大好きなのであろう。そうだこの際アーメンガードちゃんとアイのメイド服も出してあげるか。
アーメンガードちゃんは喜んでメイド服を着てくるくる回った。
「嬉しいです、ケンイチさん」俺も嬉しいよハニー。
アイも不機嫌そうにしているがちゃっかりメイド服を着ている。
まんざらでもなさそうだ。
ついでに俺も着た。なんでとアイは言ったが、みんなお揃いの方が楽しいではないか。
「そのとおりだ神聖な服なら皆着ていた方がいいいい」ウンディーネが俺の言ってる事を完全に信じている。
その後、メイド姿でクエストをどんどんクリアしていき俺達はメイド服の騎士団と呼ばれるようになった。ただしそこには変態女装野郎がいるというのであまり人は近づく事はなかった。はて、いったい誰の事であろう?