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アルテナ騎士団

　「でも、この世界を救うって言ったて魔王がどこにお住まいか分からないではないか」俺事手塚ケンイチはナビゲーション幼女アイにたずねる。

　「ナビゲーション幼女アイよ、スク水エッチのために魔王のありかを教えるのだ」

　「なんでそんなにえらそうなの？そしてエロい」

（ナビゲーション幼女アイ、俺の冒険をナビゲーションしてくれる幼女、非常にぺろぺろしたいが、それを許してくれない)

ナビゲーション幼女アイはあきれたように言った。いやあきれている。いや、変態扱いされている。変態だが。

　俺は電脳街人であるツインテール美少女アーメンガードちゃんと約束した。

　魔王を倒してこの世界を救ったらスク水エッチしてくれると。

　だから、俺は魔王を倒すのだ。それによく考えてみたらこの地球がポムポム星人に破壊されたら世の中の女の子がいなくなってしまうではないか。それが魔王を倒す理由のひとつであるのだ。

「魔王はクエストをクリアしていくと最後のクエストにお住まいになっているのよ。そのためには街人に、クエストの依頼をうけなきゃいけないのよ」

　俺は最初の街人の依頼を受けた。村を荒らすゴブリンをぶちのめしてほしいそうだ。

　そしてクエストの依頼をうけるとゴブリン共がウロチョロしている荒野にワープしていた。

ゴブリンを5体倒せばクエストクリアらしい。

なんかめんどくさいなと思いつつ、俺は大牛を倒した剣をとりだし。ゴブリンをバッタバッタとなぎ倒していった。

　　よえーゴブリン。

　「あなたが強いのよ」

　どちら様で？っと声のする方を見てみるとムチムチお姉さんがいるではないか！

　その後にはあの赤い鎧の騎士達がにさんにんいた。

　「あれ？君たち」

　お姉さんは、ふふ、と蠱惑的な笑みを浮かべた。

　「そうよ、アルテナ騎士団よ。私は副団長のエミ、よろしく」

　なんと、野郎ばかりだと思っていたがこんな綺麗なお姉さんがいたとは。

　「よかったら。私達のパーティに入らない？」

アイが叫んだ。

「なんで副団長がこんなところにいるかと思っていたら勧誘するためだったのね」

「あら、まだナビゲーション幼女がついてるのね。そんなのすぐに捨てちゃいなさいよ。そして私達の所に来なさいよ」エミが馬鹿にしたように言った。

　俺はムッとしてけっこうですーと押し売りが来たときのママのような声を出して断った。

　するとエミは、背中に吊るしていたクレイモア（長剣)を俺に向けてきた。

　「およ？おねぇさん、どういう了見で？　」

　「我アルテナ綺麗だよねに入らない者はすべて敵とみなし、その電脳をうばってくれる」エミの部下が言った。

　「えー、それじゃあアイちゃんが言ってたグールと同じじゃんか」

　部下が怒って剣をぬいた。

　「あんな下等な連中と同じにするな！！　」

　「でも、その下等な連中と同じような事やってるんでしょ？

　おばさん」

　「おっおば……」

　うん、よくみたらおばさん。（化粧で騙された)おでこに血管をうきださせてるよ。クレイモアもぷるぷるふるえている。

　「うん、おばさんに興味ないから、それじゃあね」

　俺達はその場を去ろうとした。

　「させないよ」

　エミおばさんはクレイモアを俺の喉もとにくっつけてきた。

刃物の冷たさが喉に伝わる。

　その時、アーメンガードちゃんが光った。

なんだ？なんだ？

　おばさんのクレイモアが折れた！　いったいどういう事だ？

そしてアルテナ騎士団の鎧が壊れ、皆、スッポンポンになってしまった。

　「なにい！覚えてろ！」おばさんは胸を隠しながら逃げていく。

　「なんで？　なんで？　あんな事……」そういうとアイははっとした表情を浮かべる。なんだろう？

　しかし、アーメンガードちゃんは人指し指を口許にあててアイにウインクした。その後は謎のままだ。