ケンイチの決心
「電脳が作り出した人ってどういう事?」
「この草のように人間ではないわ。私と同じような存在よ」
「じゃあこの子は電脳を食ったりしないよね」
アイはうなづいた。
「食ったりしないわ、まぁあなたがゲームしてたら分かるけどそこらにいる街の人って感じね」
アイはツインテールの女の子を見つめながらそう話した。
「じゃあこの子はもみもみしてもなにも問題ないよね」
俺はこの子の巨乳をもみもみしたいとおもったのだ。
「問題ある!」アイは俺のケツを蹴った。これがだんだん心地よくなってくる。
「あっあの」
ツインテール美少女が話しかけてきた。うひょ!声もかわいい。
「助けて下さりありがとうございます」あの私ができる事ならなんでもしてあげますが」
俺がそれを聞いてもみもみしようとするとアイが止めたので口をとがらせる俺。
「この人達の願いを叶えてあげたり助けたりしたらさらに強くなれるわよ。言ったでしょ生き残るためには強くならなきゃって」
アイは怒って俺にケチをつける。これもなかなかよい。
「強くなって魔王を倒さないとポムポム星人が怠惰な星の人と判断してこの地球を破壊するのよ」
「えー、勝手に電脳世界にしといて勝手に破壊しようとするなんてポムポム星人ってなんかずるい」
するとツインテール美少女が俺の服のそでをひっぱった。
「あの、私のお礼はいらないんでしょうか?」
「おっいるいる。あっちでエッチな事しよう。さっ行こう」
「そうじゃないでしょ。強くなるため電脳をもらえるのよ」
「えー?それだけ?」
「強くなって魔王倒さないとポムポム星人に地球、破壊されるのよ」
「あっあのおよばずながら私もお供いたしましょうか?」
ツインテール美少女が言った。
「えっなんでよ電脳街人がついてきたってなにもできないのよ。足手まといよ」
アイは突き放すように言った。
「私でもなにかできますお願いします」
アイはさあ、行くわよっと俺に向かって言ったが俺はぺたんと座り込んでいるツインテールの女の子を見ている。
悲しそうだ。
「連れていってあげよう。なにか役にたつはずだよ」
「あんたねぇ。やましい気持ちでつれてこようたって無駄よ」
「そうじゃないよ。まぁそれも少しあるけどいいじゃん」
アイはため息をつく。
「私はナビゲーション幼女だからこれ以上なにも言えないわ」
俺はツインテール美少女を立たせてあげて自己紹介をした。
「俺は手塚ケンイチ、こっちはナビゲーション幼女のアイ、君の名は?」
「私はアーメンガードです。よろしくお願いします」
アーメンガードはぺこりとツインテールをたらして頭を下げた。そのツインテールに巻き付けたい。なにをだが言わないが。
その後、アイに強い人と行動するかソロで行動するかせめられた。めんどくさいのでソロで行動する事にする。
アーメンガードちゃんもいるしそこんとこは別に寂しくない。 しかし、一応街に行ってどんなパーティがいるか見てみなさいとアイがしつこく言うので行ってみる事にした。
すごく大きな街だ。ヨーロッパ風だがどこか電子な感じをうけた。電脳世界だからか?
「あれが有名なアルテナ騎士団ね」
アイがそう言った方を見てみると、真紅の鎧をまとった。無愛想な男達がズンズン歩いている。ゲッ野郎ばかりじゃん。仲間に入りたくない。
「私が言った警官の役割をしているわ。盗み、電脳を奪う、そして強姦などを取り締まっているわ」
アイは強姦の所を強調した。
「モンスターをやっつけるプロでもあるしね。皆彼らが一番この世界を救う救世主だと言われているわ」
俺は興味なさそうに鼻くそをほじる。
「ちょっと話聞きなさいよ」
「だって女の子しか興味ないもん」
「あっそ」アイはふんと鼻をならし横をむく。
「言っとくけどソロってめちゃくちゃ危険なのよ電脳を食べる犯罪組織グールって言う奴等もいるんだから」
アイは横を向いたまま言った。
「そんな奴等はあの野郎軍団にまかせればオーケーさ」俺は五郎丸ポーズしておちゃらける。
「ずいぶん能天気なのね」
「あの人達に頼めば大丈夫さ。俺はなにもしなくていい」
「それでいいのですか?」
大声をあげたのはなんとアーメンガードちゃんだ。
「あなたがあの大牛を倒した所とてもかっこよかったです。もっともっと強くなって魔王を倒して下さい、そしてこの世界を救って下さい」
大声を出したので他の人達がこちらを見ている。アーメンガードちゃんは恥ずかしそうに下をむく。
「じゃあアーメンガードちゃん、俺が世界を救ったらスク水でエッチな事してくれますか?」
アーメンガードちゃんは驚いた顔をしたが恥ずかしそうに指をもじもじさせた。
そしてうなづいく。やったぁ。
こうして俺はこの世界を救う事にした。