後日談 誰が緑だ
インターハイが過ぎ、結局部活動を続けている。
マネージャになってくれた春香との日常もあって、
イジメ? と呼ばれた私の周りも大人しくなった。
そんなある日のことだった。
「僕と一緒に魔物退治しない?」
「私たちと一緒に世界を守りましょう!!」
害獣となんかとんでもない人が、目の前に君臨した。
「えっとですね。
あたし、緑は藍原さんしかいないと思ってるんですよ。
ええ、相沢さんは当然、青枠がいいと思うのですが!」
意味が分からない。
後ろで春香が、あらあらと猫かぶりを始めていて、
なんというか、理解できなかった。
緑って、私を緑と呼称する人は今までいなかったから、少し新鮮に思えた。
「ええ、わたくしは青枠。ふむ、マリンとかその類ですか?」
「あーわかる感じですか?
そうです。相沢さんはーマリンの類かなー。黄色も捨てがたいけど、それは本性の話ですし」
「はぁ?!」
素っ頓狂な叫びをあげて、春香のガワが壊れたのを見て、なんとなく日朝のアレを察した。
だけど、全員女性なのは色々とヤバいし、グリーン枠だとしても私はそんな風に見えるものだろうか??
そりゃ、中身はグリーンかもしれないが。
「ふははは! 街を蹂躙しろ、ココナッツクラッシュロボ、はるーーか!!」
そんな時、座間くんの声が聞こえてきて、頭が痛くなってきた。
「あ、きました!
私たちの敵、クソガーキです!」
なんでさ!!!
「なんでさ!!」
飛び起きるように体を起こしていた。
あれ? 私の、部屋??
夢??
「……ねえ、座間くんってクソガーキなの?」
「はぁ???」
ガチの困惑を返した座間くんの表情はレアでした。
……夢でよかった。




