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なるほどね・・・
(情報収集して来いと言われでもしたのかな?)
「さぁ?ソレよりも、先へ進まないかい?」
「そ、そうですね・・・すみません・・・」
もとの感じに戻った。
「フフッ、ワタシは今の方がすきだな。」
「そうですか?・・・うれしいです!」
「おっと・・・」
本当に嬉しそうな表情で、ワタシに抱きついてきた・・・身長はほぼ一緒だから、首に腕を巻きつけてぎゅーって感じで、当然体は密着して・・・違和感。
「・・・・え?」
「気が付きました?」
あー・・・うん、気が付きたくなかったかな・・・コレは・・・
「僕、男ですよ?」
「・・・・うん、わかったよ・・・可愛い子に抱きつかれて悪い気はしないけれども、離れてくれないかな?」
ワタシは可愛い子やものが大好きなのだよ。
「アナタの顔、見たいです・・・ダメですか?」
クッ、上目づかいは反則だよ・・・・
「ダメだよ?まだ・・・ね?」
人差し指をたて、口へとあてながら言う。
「そうですか・・・残念です・・・・」
「じゃ、離れてくれないかな?」
そう言うと、今度は離れてくれた。
そして、歩きながら喋りだす。
「人間の女、ですか。」
まぁ、あれだけ密着すればわかるよねぇ・・・出来れば、バレたくはなかったのだけどね。
「別に、黙っていてあげてもいいですよ?」
「でもタダとはいかないんだよね?」
人間(血)が好きで、ワタシのコト気に入っているらしくて、なかなか聡明らしい彼が、何も要求してこないなんてありえないだろう。
「よくわかっていますね。」
「フフッ、都合の良い解釈は中々出来ない質でね?無償なんて、都合が良すぎるじゃないか。」
ワタシが言うと、リシェラは笑った・・・面白いものをみつけた子供のように。
本当はかなり先まで進んでいるのですが・・・・一日二ページくらいで。
とりあえずこの小説、女装男子にはまっていたときに書いたものですね!!
ちなみに俺、魔王と女装男子は大好きです!!!((≧▽≦))