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「・・・・・・・わからないよ。」


 何故か声がうまく出せなかったけれど、なんとか頑張って普通に話す。

だいぶ同様してしまったけれどね、これは本心だよ?


「そう?」


 あぁ嫌だね、その笑顔。

笑顔が物語っているよ『本当に?』って・・・背後の黒い靄が気になります。

・・・・ちょっと、魔王が急に変なこと言い出すから突然シリアスに突入しちゃったじゃないか!

あ、フザケテすみませんでした!!


「余裕だね。シャノン?」

「フッ余裕なんて欠片もないよ。」


 そのせいでキャラまでもが若干かわっちゃっているしね!

真面目に考えるからその黒いモノをしまってほしいな・・・溶ける←


「でもね、キミ本当になに考えているのかわからないよ。」

「ふぅん・・・」


 そんな心底残念そうな声出さないでよ、地味に凹むから。

ちらりと視線を魔王へやるとバチリと目が合った。



「じゃぁさ、シャノンは僕のことどう思ってるの?」


「え・・・?」


こういうときだけ真顔になるのはやめないかい? 趣味が悪すぎるよ。

でも、そうだな・・・考えたことなかった気がするね。

友達?・・・いやいやいや魔王の友人だなんておこがましいよ!


(・・・・・)

「アレ?」

 そういえば本当になんなのだろうね、微妙だよね。

なんか今更だけれど・・・・


「・・・難しいね。」


「僕のコト好き?嫌い?」


 女子学生かい?キミは。

ツッコミが頭をよぎったが言わなかった! そこまで空気読めなくはないよワタシ。

悶々と考えていたらいつの間にかすぐ近くまで来ていた魔王。

今すごくびっくりした。けれど、魔王の表情はよく見えない。


「抱きしめて、キスして、それでも・・・気づいてくれないの? 好きになってくれないの?」


「え?」



 触れるだけのキスをして、ぱちぱちと瞬きをしている間に忽然と姿を消してしまっていた。

けれど最後に見えた彼の表情がどこか切なげなのは気のせいであってほしいと無性にそう思った。






リオが可哀想になってきた今日この頃・・・。

進展しそうだけども! これでも本気でリオの思いに気がつかないシャノンはどうなんだろう(◎д◎;)


鈍感ではないはず・・・なんですけどね!!


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