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とりあえずさ、王子様フェイスでその黒すぎる発言はよそうか。


「跡形もなく消し去ってさしあげますよ。」


 とリシェラ嬢の発言のち大量に放たれる銀色の刃・・・・・を軽く避けたりいなす伽羅。

伽羅嬢は、人間だったよね・・・?

さすが異世界なんでもアリだね、伽羅嬢の動きはもはや人間業じゃないよ。


次々と放たれる刃の合間を息も切らさずすり抜けて、リシェラ嬢の目前へ・・・

『ニィ・・・』と笑うさまはまさに悪役だ。

刀を振り下ろすがリシェラは後方に飛びのき回避。双方の力は五分五分といったところだろうね。


「・・・・ねぇ?アヤメ。」


「なぁに?」


「まだ終わらないのかな?」


「まだ決着ついてないでしょ?」


「そうだね・・・」


 なんか、決着とかつかなさそうなのだけど・・・

とか思っていたら泉の水がビキビキと音を立てて凍りはじめた。


リシェラ嬢笑顔が黒いよ?


「イきなさい? 大丈夫です安心してください、特別に苦しませてさしあげますから・・・」

 大丈夫要素どこ!? うわぁ悪趣味さすが兄弟だね!!


凍った水が竜の形になりおおきな口、しかも牙は鮫のように鋭くズラリと並ぶそれを開け伽羅嬢にすごい勢いで迫る。

伽羅は避けるが竜は何の抵抗もなく氷の泉に吸い込まれていく、どうやら竜にとって氷は水と同じようなモノらしいね。

竜の猛攻はとまらず伽羅嬢を襲う。


「足元にもご注意くださいね?」


「っな・・・クソッ!」


 にっこりと素晴らしく可愛らしい笑顔とともに忠告したと同時に、伽羅嬢の真下から現れた竜の巨大な口・・・逃げ場は、ない。

バクン と閉じられる口。



けれど次の瞬間飛び散ったのは氷の竜。


「え・・・?」

 首筋に突きつけられたのは巨大な刀、嗤っているのは伽羅嬢。

えぇと、とりあえず説明・・・・多分、本当に全然見えなかったけど! 噛み砕かれる前に内側から伽羅嬢が刀を振るって逆に竜を砕いた後、物凄い速さでリシェラ嬢の後ろに回って刀を突きつけた(と思う)のだろう。

これ・・・止めないと伽羅嬢本気で殺る気だよね。



「ハーイ、そこまでだよ!一応殺しはしちゃダメになってるからね♪」

 アヤメのどこまでも明るい声音が伽羅嬢を止めてくれた。





遅れてすみませんでした!ついでに戦闘シーンしょぼくてすみません!!

でも終わったあああぁ!!やっと終わりましたよ⑳!

次は多分メガネ君ですね、番外でポロッと本名でましたが・・・


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