キマグレ⑳!
「シャノン、久しぶりですね。」
にこやかな笑顔のリシェラ嬢。
いつもみたいに女装はせずに前に別れた時と同じ格好だ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだ、ね。」
目が合うやいなや、サッと目を逸らした。
いやマジで謝るからその絶対零度の笑顔を向けるのは止めていただきたい。本気と書いてマジと読むのだよリシェラ嬢知っていたかな?
「勝手に出て行ったことは悪いと思っている(ぶっちゃけ思っちゃいない)のだよ?」
「そうですか?」
ヒイッ! 怖っ!!美人さんの笑顔を怖いと思うのがコチラの世界で一日一回はあると思うよ!
そして何故誰も止めに入ってくれないのかな!?
今日は本当は本人達しか来ないようだけど、ワタシは別だ。
というわけで今ここにいるのはワタシとアヤネ・リシェラと・・・・
「もうっ、何なの? リシェラだけズルイっ!」
伽羅だ。
この際ナニがズルイのかは置いておこう、それより助けろよ。
「伽羅、相変わらず気持ちの悪い喋り方ですね。僕と違って女装はキツイでしょう? 可哀想すぎて涙が出てきます。」
そう言いつつもその表情は笑顔だ。目が笑っていないけど、めっさ悪い顔だけど! それでも美形は得だ、正直カッコイイ。
というか、アレ?・・・リシェラ嬢って、厭味とか言う人だったっけ?
「シャ・ノ・ン・ちゃぁん!」
「わっ」
「離れてくれませんか? シャノンが枯れます。」
「どういう意味なのかな!?」
枯 れ る の !!?
そして伽羅嬢抱きつかないで頂きたい、重いです。
それとね、アヤメ君?キミ、笑い堪えているのバレバレだからね?
久しぶりのリシェラ。
うん、次こそは戦闘?
あと伽羅は名前一回、しかも拘によばれたくらいですね・・・




