キマグレ⑲!
「まだここにいるつもりなのかい?」
「あら、なんのことでしょう。」
ワタシの目の前にいるのは魔王もとい夕鶴嬢。
キョトンと目を丸くし首を傾げる・・・その仕草は破壊的に可愛らしいのだが、中身はあの変態だ。
でも、でも! 本当に中身を忘れて普通に外見だけ見たら癒される。
「・・・・」
「・・・・・そんなに警戒しなくてもいいじゃない。」
なんか笑顔の種類変わった! ついでにその姿でその声は止めてほしい・・・
てか、警戒されているのにどこか嬉しそうなのは何故。
「ん?君、警戒心なかったからねぇ。僕も意識されてなかったみたいだし・・・さっきのが相当効いたのかな?」
「な、何を言っているのかな? とりあえず次やったら吹っ飛ばすよ。」
思い出させないでほしい。そして今更ながら気がついたよ。
ワタシ魔法使えるじゃん!!
やぁ・・・先ほどはパニックに陥っていたから忘れていたよ。
・・・・・情けないねホント。
「そう。大丈夫だよ、次はちゃんと抵抗できないようにしとくから・・・ね?」
なななななな何この人!! 全然大丈夫じゃないのだけど!?
しかも『ね?』て何だ『ね?』って!!
ちょっ、コイツと二人きりの空間とか本気でイヤだ。
「それでは、お腹も空いたでしょうし朝食をお運びしますね。」
ニッコリ。どうやったらこうも違う種類の笑顔を使い分けられるのか心底不思議に思った。
やっと書けた⑲・・・
テスト終わったああああああぁ!!
でもテスト返ってこなくていいです。見たくない!
多分ペース戻ります。一週間に一回くらいの投稿です。