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「いい歳して痴漢行為か、リオ。」
「雪皚!?」
天の助け!! 今心の底から感謝したよ雪皚! そして魔王の舌打ちなんて聞こえないよ?!!
「キミこそなんなの、雪皚? 若者二人の戯れくらい見逃してくれてもいいんじゃない?」
「戯れで犯罪に走られても困る。」
眉を寄せため息をつく雪皚。
何でキミ魔王がいたのに驚きもしないのかな?
「しかもいい歳ってなんなのさ。君の方だろ? 僕より五つも年上のくせに。」
「ウソ!?」
見えないよ!?
せめて二十歳くらいかと思っていたのだけど、もう二十七!?
「本当だ。幾つだと思っていたんだお前は。」
「もう少し若いかな、と・・・」
重々しくため息をつく雪皚。
あ。若く見られるのは嫌でしたかそうですか・・・
こちらに歩み寄ってきたと思ったら、羽織っていた紺の着物を掛けてくれた。
そしてついでに魔王と引き離してくれた。(あ、ヤバイ惚れそう・・・)
魔王が物凄く不服そうな表情をしている気がするが見てないよ! 大丈夫、きっと気のせい。
無理矢理自分を納得させてきちんと魔王と目を合わせる。
なんかため息吐かれたのだけど何故!?
「しょうがないけど、今日はこれくらいにしといてあげるよ。シャノン。」
そんな物凄く残念そうに言わないで欲しい。
次は・・・やっぱ次も遅れるかもしれません。orz
とりあえず未遂。
よかったねシャノン!!
俺的には残念。大丈夫、18禁にはならないから!(たぶん)