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元いた世界でもそうだったので、よく『怒ってる?』とよく言われた覚えがあった。
別に怒っているわけではない、ただ紳士精神なんてどうでもよくなるだけであって怒ってはいない。
とりあえずは魔王が退いてくれたので起き上がって距離を一応とる。
「じゃぁ、お・・・・ワタシはもう行く、リナ嬢とお茶会する約束をしていたからな。」
なんとか一人称だけは踏みとどまった、若干言ってしまったけれども!!
ちなみにリナ嬢はこの間知り合ったとある貴族のお嬢様。
物凄く美人でいい人でワタシに妙に親切なんだよ、このあいだなんかお揃いの腕輪くれたんだよ?田舎者という事で放っておけないのだろうね。(自己解決)
「待って。」
「あ?」
しまった昔のくせで!!
今でこそ穏やかな聞き返しだが昔は『あ?』か『あ゛ぁ?』だった。
「あのね?明日がゲームの開始する日なんだよ。」
「・・・・明日?随分と唐突だな。」
聞いてないよ?そんな事。
「明日、僕らと勇者達は戦うよ?ヤミイロはどうするの?」
まぁ、言いたいのはそのことだったらしい・・・しかし、ねぇ?
「どう・・・って?」
決めてねぇよそんな重大なことは!まず知らなかったしな!!
でも、相手のこととか全く知らないんだよねぇワタシ。
「前にも言ったように、相手方を見てから決めるよ。」
「そういえば前にもそんなこと言ってたね。」
うん、ワタシも今思い出した。
今回短!!
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