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「おはよう。」
デジャブ?
前にもこんなことあったよね。
魔王はベッドに腰掛けてワタシの髪を梳いているという・・・
ただ今回は、目が笑っていません。
「おはよう魔王。」
起き上がり、違和感。
アレ?胸元が若干涼しい気がする、アハハッ何でかな?気のせい?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何をしたのかな?」
搾り出した言葉がその一言。
ボタンが四つ外されて肌蹴ているうえに赤いアトがあるように見えるのだけど気のせい?気のせいだよね?!
「ん?我慢できなくて付けちゃった。」
エヘッとでも付け加えそうだ。
「ついでにこっちもね?」
ツ・・・と指を這わせたのは腿、しかも内側。
そこをみると赤いアト・・・・・・ねぇ冗談?冗談だよね!?え、だってここキミなんていうか知ってる?絶対領域っていうのだよ!!キスマークって口付けてつけるものだよね!?
何かどうでもいい方向に思考が流されたぞ今。
「混乱してるねぇ。」
魔王面白そうにクスクス笑っているけどワタシ全然楽しくない!!
「ねぇ、シャノン・・・」
呼ばれたので、視線を合わせた。
「このまま続けてもいい?」
「駄目に決まっているだろう!!」
馬 鹿 か お前は!
何今日なんでこんな頭湧いてるの!?魔王おかしいよ(おもに頭が)ワタシなんかを相手に欲情するな!!
本気で怒鳴ったにも関わらず、魔王は楽しそうに笑った。
「・・・・・ワタシみたいな子どもに、心臓に悪い冗談はやめてくれないか。」
そんな魔王を見て冗談だと思ったのでそう言った、深く深くため息を吐きながら。
冗談にしては、少々どころではなく過激な気がしないでもないが・・・そこは譲歩しようじゃないか。