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キマグレ⑪!




 崩れ落ちる彼女の腰に腕をまわして支えた。

 「シャノン?」

 突然気を失った彼女に呼びかけるが、当然返事はない。

 彼女がこの程度のことで気を失うような柔な精神力ではないことくらいわかっている。

 「・・・・・世界神か。」

 精神を無理矢理引き剥がして連れて行けるモノなど限られている。

 本当に、忌々しい・・・

 世界神は知っているだろうか、自分が殺してしまいたいくらい憎まれている事を。

 知らないだろうな、世界神はいつもどこかしら抜けているから。

 今だって、そうだ。

 彼女の体をここに残していくことが、危険なことだということもわかっていない。

 馬鹿だね、セス・・・・あんたは、全知全能などではない。


 だって僕から彼女を護る事すら出来ない。


 ふと、彼女を見やる。

 痺れそうな程の甘美な香りに、意識のない彼女・・・・本当に、無防備。

 異世界の人間は皆こうなのか、それともシャノンが特別なのか。

 どちらにしても、失敗したね、セス。

 シャツのボタンをいくつか外して、胸元を肌蹴させる。

 そこに口付けて赤い花を散らせた。

 それからいつもはしないような深いキスも、息が切れるくらいした。

 けど、まだ足りない。

 「ハハッ・・・・」

 本当、嗤える。

 いくら異界の人間だからといって、たかが人間にここまで入れ込むなんて・・・

 今すぐにでも彼女の血を貪りたい、彼女を犯してしまいたい、けど、まだダメだ。

 それに、僕はシャノンを手放す気はないからね。

 このままだと本当に理性がきかなくなりそうだから、ベッドに寝かせて退散しようと思った。



 



  『気を付けてね?シャノン




      君が僕を狂わすんだから・・・』




リオ視点・・・・リオ思考がちょっとアブナイヨ!!

思いつつも書きやすかった、どうしよう自分。

ちなみにリオはヤンデレじゃありません。たぶん・・・


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