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「悲月・・・嗄音・・・嗄音が、名前だよ。」
こんなに命の危険感じたのは初めてだよ・・・やっぱり魔王なんだね。
「シャノン、ね・・・僕はリオ・ランディッシュだよ。」
言って、ワタシにむかって手を差し出してきた・・・
立たせろと・・・?
歩み寄り、手をにぎった・・・と思ったら引き寄せられ、そのまま軽く触れるだけのキスをされた。
「っな・・・!」
「そう簡単に、人を信用しちゃダメだよ?シャノン・・・」
耳元で言われ、羞恥でカァッと赤くなる。
「クスクス・・・かわいい。」
耐え切れず、魔王から離れて部屋から出て行った。
バタンッと強くドアを閉めた。
(今なら羞恥で死ねる・・・・)
本気でそう思った。
ズルズルとしゃがみ込み顔を手で覆う。
まだ頬が熱い、触れられた唇が熱い・・・・あぁ、ヤバイ泣きそう。
というかファーストキス、返せ馬鹿魔王が!
朝のに続きまたしても・・・そんなに隙が多いのか?ワタシは。
彼氏できたことないし、というか初恋すらまだだ・・・
「はぁ・・・」
今日二度目のため息、いや三度目かな?まぁいいや。
とりあえず、今日厄日だ・・・もう誰にも会わないようにしよう・・・・
魔王は策士(いろんな意味で)。
すみません免許取得の勉強で一日更新できませんでした・・・・(。。;)