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夢の狭間で出会えたあの人

作者: 藤乃花

眠りから醒めそうな感覚を覚え、ワタシは揺りかごから体を起こそうとする。けれど起き上がれない。眠いからなのか、それともまだ起きてはいけないからなのか、どちらか分からないのだが、何故か夢の世界から抜け出せないでいる。(ん……いた、い?)この時気がいたのだ。ワタシはココロに怪我をしているではないか!これでは夢から醒めないのは当然である。だけど理由が判明したところで、怪我を治せるわけではない。(ココロが……いたい!だれか、タスケテ……!)止まらない。ココロから血が流れて止まらない。眠りから醒める事は出来ない!(ココロを見せて!今、血を止めるよ)誰かがワタシの側に来た。半分眠りについているせいで、側にいるのが誰かなんで確かめる事は出来ない。その人はワタシのココロに息を吹き掛けるように、血を注いでくれた。(いたみが、きえてゆく……きずぐちがふさがった?)ココロの痛みが少しずつ消えていった。(はい!ココロ、戻ったよ)(ありがと……)云いかけた時、その人から遠ざかり夢から醒めていた。(え……?ここは?)「おめでとうございます。元気な男の子です!」目が醒めた時にはワタシは白衣を着た人に抱かれていて、何人かの人に囲まれていた。揺りかごは消えていた。夢から醒める直前、羽根の生えた人が云っていた。〈ココロの怪我を治してくれたのは、夢の狭間で現れる『注血族』だよ〉ワタシはいつか再び眠りにつく日が来たら、夢の狭間の『注血族』にお礼を云うつもりだ。







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