エピソード5:approach operation③
その後、統治が運転する車で自宅マンションまで送ってもらった政宗は、統治の肩を借りて自室にたどり着いた。扉の中に入った瞬間、気が抜けたのか……政宗はヘナヘナと、玄関先に座り込む。
「佐藤……本当に大丈夫か?」
「ありがとな。統治は透名さんについててくれ。俺は飯食って早めに寝るよ」
「そうしてくれ。山本、佐藤を頼んだぞ」
先回りしていたユカは解錠や部屋の電気をつけた後、玄関先にいる政宗の側に駆け寄ると、そのまま統治を見上げて頷いた。
「了解。統治もお疲れ様。気をつけてね」
そう言ってユカが手を振ると、統治もまた、軽く手を上げて、扉の向こうへと消える。
足音が遠ざかったところで玄関に鍵をかけたユカは、へたり込んでいる政宗の側にしゃがみ込むと、彼の顔色を確認した。
照明がさほど明るくないせいもあるけれど、まだ、完全復活には程遠い。
「政宗、悪いけどあたしの力じゃ引きずることも出来ん。とりあえず立てる?」
「ああ。よっこらせっと……」
壁伝いに立ち上がった政宗は、まだおぼつかない足取りでリビングを目指した。
既に『親痕』と『関係縁』を結んでいる諸先輩方がピンピンしているから、実感がなかったけれど……領司は名杙、麻里子は名雲直系筋で生まれつきの『縁故』だ。政宗やユカのような中途覚醒者とは、そもそもの器が違う。そのことを改めて思い知らされる。
ただ……この行動を、この決断を、未来で誇ることが出来るように。今はとにかくこの感覚を飼いならして、体力と気力とその他諸々を回復しなければならない。
そのために……。
「そこ、足元気をつけんねよー」
側で声をかけてくれる彼女を見下ろして、これから何が始まるのかと……期待と不安が入り交じるのだった。
仙台駅で買ってきた弁当を夕食としてしっかり食べた政宗は、ゴミや食器の片付けをユカに任せて、リビングにあるクッションを使って横になっていた。その姿を見たユカが笑って「牛になったら牛タンやねー」と物騒なことを言ってくるがしょうがない。
静かすぎる室内は落ち着かないので、BGMとしてテレビを付けている。丁度、芸能人が福岡でロケを実施している映像が流れており、福岡タワーを背景に、グルメ争奪戦と銘打ったクイズ大会が実施されていた。
「走ったな……ここ……」
先月、タワー周辺を全力疾走した記憶が蘇る。10年前の記憶を頼りによく頑張ったものだと振り返っていると、片付けを終えたユカが、手に栄養ドリンクを持って近づいてきた。
「政宗、とりあえずこれでも飲んどって。起きれる?」
「ああ。どっこらしょっと……」
掛け声をかけて上半身を起こした政宗へ、ユカは小瓶のドリンク剤を手渡した。そして、彼の隣に腰を下ろし、ジト目で見やる。
「政宗、さっきから掛け声がおじさんっぽいっちゃけど……」
「しょうがないだろ? だるい時は誰でもこうなるんだ、よっと」
ユカの反応に毒づきつつ、勢いをつけて蓋を開けた。そして特に美味しくもない中身を一気に飲み干し、改めて息を吐く。とにかく回復だ。回復をしなければならない。だからこそ。
「あ、福岡。ねぇ政宗、今度福岡に行くことがあったらさ、北九州の――」
隣に座って、当たり前に腕が触れて。反対の手で画面を指す彼女の近さに、慣れない。
ユカ曰く、「伊達先生が、とにかく政宗の手が届く範囲にいればいいんじゃないかってことだったから、なるだけ頑張るけんね」ということだった。そんな雑な対処法がで効果があるのかと懐疑的な気持ちになるが、今はその気持ちに漬物石を乗せておく。要するに一切の不都合はないので何も言わない。
「……なんだって。って……政宗、聞いとる?」
「へ!? あ、ああ、北九州な、北九州」
頭の中に残ったワードを慌てて反すうすると、ユカが途端にジト目を向けた。
「全然聞いとらんやんね……」
どうやら違ったらしい。政宗が苦笑いで誤魔化していると、ユカは「まぁいいか」と気を取り直して、伝えるべきことを思い出した。
「そうだ。双葉さんからの荷物、政宗宛てに手配してもらっとるけん、届いたら受け取ってね」
「あ、ああ、分かった。荷物な、荷物」
これは自分がユカに頼んだことだった。とりあえずの『お守り』が届くことに安堵していると……ユカは唐突に彼の腕を掴み、「うーん」と唸って首を傾げる。
「手が届く範囲におればよかって言われても、結局、いつもと変わら気がする。本当にこげなことでよかとやかね」
いつもと変わらない!? 大分、距離感バグってませんか!?
……という叫びを喉の奥へ押し留めた政宗は、「まー、いいんじゃないか?」と至極適当に返答した後、ふと……とあることを思い出した。
「そういえばケッカ、アイス、買ってたよな?」
「アイス?」
今日の帰り、夕食の調達とは別に、二人分のアイスも買っていた。これは単に、先日、政宗が『買わない』を選択して失敗した思い出があることと、もう1つ。
どちらかが本調子ではないときに、2人で一緒にアイスを食べる。
この行動には、ちょっとした思い出がある。
「うん、買ったよ。食べる?」
ユカが腕を離し、取りに行くつもりで立ち上がった。政宗は「ああ」と食べることに同意した後。
「あと、折角だから……試したいことがあるんだ」
「?」
こう言って、どこか懐かしそうに含み笑いを浮かべる政宗に、ユカは疑問符を浮かべつつ……二人分のアイスを取りに、キッチンへと足を向ける。
そして、ユカが自分用の雪見だいふくと、政宗が選んだピノを持って戻ってくると、あぐらをかくように足を折り曲げて座っていた彼が、自分の足で作ったひし形の中心を指差した。どうやらそこに座れということらしい。
「……なして?」
先ほどとは違う体制にユカが首を傾げるが、政宗は「ほれ」と中心を指差したままで。
「理由は後で説明する。ほら、近いほうがいいんだよな?」
「そりゃあ……まぁ……」
釈然としない表情のまま、ユカはとりあえず言われた場所に腰を下ろした。そして、政宗に目的のパックを渡すと、自分自身のパッケージを開けながら……不意に、どこか懐かしい気分になる。
彼の体温を背中に感じて、少しでも体を傾けてれば、容易にもたれかかることが出来る距離。
具合が悪い状態で、一緒にアイスを食べて、他愛もない話をする。
似たようなことが、以前も、あったような気がして。
でも、仮にこんな奇特な体験をしているのであれば、そう簡単に忘れないような気もする。
要するに……。
「……政宗、やり方がこすか」
ユカがボソリと呟いた言葉に、政宗は思わず肩をすくめた。
「何だよいきなり。言いがかりか?」
「だってこの体制とか、多分……あたしが覚えてない過去のこと、なんやろ?」
確信はなかったが、そんな気がした。
ユカの言葉を受けて、後ろにいる彼はどこか嬉しそうに笑う。
「正解。よく分かったな」
「分かるよ。だって……政宗がこげん積極的になる時は、行動に理由がある時やけんね」
ユカはそう言って、ピックにつまんだ大福を半分ほど噛んだ。口の中を支配する甘さと冷たさを噛み締めながら……テレビを見つめ、目を細める。
そういえばあの合宿の時、気付いたら、政宗が自分と同じ部屋にいたことがあった。
その時は反射的に、どういうつもりなのかとキツくあたってしまったけれど……後々、瑠璃子から聞いてみると、体調不良だった自分に寄り添っていてくれたことを知って。
彼の気持ちは嬉しかったし、その後、ちゃんと謝罪は出来た。
ただ……彼がどうやって、自分に寄り添ってくれていたのか。
その時、何があったのか。
それを今でも、鮮明に思い出すことが出来ずにいる。
だから、今のこの体験が過去へのヒントになればいい。ユカはあまり後ろへと体重をかけすぎないように注意をしながら、膝を抱えて……ふと、テレビを見つめる。
CMで、県北にある施設が、冬期ライトアップをするという告知映像が流れた。もしも、統治と櫻子の関係が壊されなければ……2人はきっと、この公園に足を運んでいただろう。そう思うと、どうしても、やるせない気持ちが募る。
「統治……櫻子さんに言ってないんやね。付き合っとったこと」
「そうだな。まぁ……言えるわけないよなぁと思う」
「なして?」
どこか釈然としないユカの口調に、政宗は先日、統治と2人で話をしたときのことを思い出していた。
あの時に聞いた、統治の櫻子に対する評価を思い出す。
――櫻子さんは……とても、単純な人なんだ。
――とにかく俺は……彼女の真っ直ぐなところに惹かれて……憧れているんだと思う。
統治の見解には、政宗も概ね同意している。
彼女はとても真面目で……たまに、ごく稀に、自分が信じたことを貫き通そうとして、空回りしてしあうことがある。
「櫻子さんの性格を考えると、それを知ったら無理矢理にでも気持ちを持っていくというか……余計に自分を追い詰める可能性が高いって、統治も思ったんじゃないかと思う。透名さん、生真面目な人だろう? 知らない人間から再び襲われる可能性がある状態で、統治との関係が恋人だった、なんてことが分かれば、そこに戻そうと一生懸命に……いや、必死になるんじゃないかと思うんだ。これ以上、今の心労を増やすのは得策じゃない」
「それは……そうやろうけど。でも、櫻子さんは……」
ユカの言葉を遮るように「ケッカ」と呼びかけた政宗は、自分のアイスを一つ、ピックに突き刺すと、少し前のめりになって回り込むように彼女を覗き込み、口にそれを押し当てて黙らせた。
そして、彼女がそれを自分の口に入れたことを確認してから、空になったピックを自分の方へ戻し、姿勢を正す。
「人の感情に、あんまり外部が口を挟むもんじゃないぞ」
「……」
「ケッカだって……例えば、俺がどれだけ片思いしてたのか、統治から10時間語られたとしても」
刹那、不意打ちのアイスを飲み込んだユカが、思わず頭を動かして彼を見上げる。
その視線には、盛大な不本意がログインしていた。
「は? 10時間も聞きたくなかよ?」
「例えだよ。要するに、外野がどれだけ頑張って、必死にお膳立てしても、本人の中に気持ちがなかったら意味がないんだ。これはマジで当人同士の問題だから……俺たちは、相談されたら親身になる用意だけしておこうぜ」
彼の言葉に心当たりがあるユカは、黙り込んで頷くことしか出来なかった。
テレビは切り替わり、福岡からも離れて……別のクイズが始まっている。回答者の記憶力を試す問題に、ユカは別の懸念事項が脳裏をかすめた。
それは政宗も同じだったようで、改めて自分の2つ目を食べた彼が「それに」と口を開く。
「仮に、透名さんと統治の関係が戻っても……」
「櫻子さんの記憶が戻るかどうかは分からない」
「だな」
これは恐らく、統治も気にしているところだと思う。
記憶の欠如と『関係縁』は、思ったほど結びついていないのだ。
「仮に統治と恋人っていう関係になっとしても、それは今の『関係縁』の色が変わるだけで……記憶が戻ることに繋がるかどうかは、何とも言えない」
「そこなんよね。あたしも、関係修復と記憶の回復は別々の可能性があると思う。勿論、統治と櫻子さんは元に戻って欲しいっちゃけど……なんか、果たしてそれだけでいいのかっていう疑問が……」
ユカはそう言いながら残り半分を口に入れると、画面に映る森の風景を見ながら、ため息を付いた。
今、まさに自分が似たような状況だ。政宗との『関係縁』は紫色――両思いを示しているし、過去の自分が政宗を好きだったという証言もある。認めたくないけれど。
ただ、いくらその事実を目の当たりにして、過去の自分からの暴露とも思える手紙を読んでも……ユカは忘れていたことを思い出せない。関係が目に見えている形で進行しているにも関わらず、だ。
ユカは政宗が脇に置いたゴミに自分のものを重ねると、少しだけ彼に体重を預けて……膝を抱える。
「こげんして行動をトレースしたところで……あたしも、特に思い出せんし」
ポツリと呟いた彼女の不安を、少しでも拾い上げたくて。
政宗は彼女の頭に片手を添えると、当時のことを思い返して……喉の奥で笑った。
「そっか。まぁ……このことは無理に思い出さないほうがいいかもしれないな。ケッカ、割と衝撃的な行動だったから」
「衝撃的!?」
「瑠璃子さんに聞いてもいいぞ。あの人だったら覚えていそうな気がするし」
「な、なんそれ……知りたいけど知りたくないっ……!!」
ユカはテレビに映る、知らない町の風景を見つめながら、必死に、過去の自分の行動を思い返すけれど……政宗とこうしてアイスを食べた思い出については、何の手がかりもつかめないままで。
ただ。
「……嫌じゃ、ないっちゃんね……変なの」
ポツリと呟いた、今のユカの中にある気持ちは……溶けて消える前に飲み込んだ。
その後、なんだかんだ無理やり言いくるめられてユカと同衾したことも功を奏した……のかどうかは分からないが、政宗は、翌日の朝には体調を取り戻していた。
そして、時間通りに出勤した彼による朝一番の指示で、空は晴れて、櫻子の見張り番としての役割を担うこととなった。
「じゃー、アタシは富谷にいて、サクラコさんがヤバいって思ったら、えっと……眼鏡のおねーさんの周りをウロウロして話しかければいいの?」
空の言葉に、自席に座っている政宗は「ああ」と頷いた後、スマートフォンを操作して1枚の写真を表示させる。そこには、白衣姿で髪をまとめ、冷静な表情で仕事をしている彩衣の様子が映っていた。空に彩衣を認識してもらうため、聖人を通じて送ってもらったものだ。
「この人、富沢彩衣さんは俺たちの協力者だ。声は聞こえないかもしれないけど、川瀬さんの気配を感じることができる可能性が高いから、異変を感じたら即座に行動してくれることになっている」
「オッケー。眼鏡でキレーめのオネーサンがアヤエさん。アヤエさん」
「夕方前には統治もそっちに顔を出すって言ってたから、合流して報告して欲しい。その後は、統治からの指示があれば従ってくれ。なければご自由にってことで」
「りょ」
そう言って頷いた空だが……すぐに不安そうな表情になり、政宗へオズオズと問いかける。
「でも……トージさん、アタシに塩対応じゃない? あのナイフでズバッとやられない?」
「それは……まぁ、頑張って。統治が最初怖いのは、俺も含めて誰しもが通る道だから……」
「そうなんだ!! わ、分かった……!!」
というやり取りの後、郵便物を仕分けしていた瑞希へ声をかけた。
「支倉さん、近いうちに北九州から俺宛の荷物が届くと思うんですけど、それは開封しないでケッカに渡してください」
「わ、分かりました。あ、あの、佐藤支局長……先程から、どなたとお話なさってるんですか……?」
「え? あ……」
瑞希の問いかけに、空と瑞希の顔合わせ(?)をどうするのか、新たなる問題が浮上するのだった。
その日の午後、時刻は間もなく15時になろうかという頃。
仙台市内での仕事を終えた統治は、公共交通機関とタクシーを乗り継いで、富谷の病院までやって来た。帰りは櫻子が運転する車に同乗させてもらうことになっているからだ。
今日は午前中で診察は終わりだが、午後から、病院の一角を使用して、櫻子が関わっているワークショップが開催されていた。市の子育て支援の一環として、母親と乳幼児を対象とした、簡単なリトミック教室――音が出る楽器等と触れ合うことで、子どもの感受性を育むきっかけとするもの――だ。
その講座は15時までと聞いているので、あと数分で終わる予定。まだ建物内から人が出てこないので終わっていないのだろうと当たりをつけた統治は、とりあえず、駐車場の脇にある縁石に腰を下ろす。
すると……自分の方を見ている視線を感じた。統治は息を吐くと、瞬きをして、視える世界を切り替える。そして。
「そんなに怯えなくてもいいだろう」
「ふふぉっ!? ば、バレてる!?」
にじり寄ってきた空を一瞥すると、ギョッとした表情で彼女が動きを止めた。
「さ、流石はココアちゃんのお兄ちゃん……お、お疲れーっす……」
ニットワンピースの腕を持ち上げてぎこちなく挨拶をするが、距離はそのままだ。統治は軽く息を吐いて、状況を確認する。
「それで、これまでの様子は?」
「サクラコさん? うん、今日はめっちゃ元気そう。変な人はいなかったよ。あと、赤ちゃんめっちゃカワイイ」
「そうか」
「あの、それでさ、サクラコさんって――」
空が言葉を続けようとした次の瞬間、駐車場に一台の車が入ってきた。
グレーのセダンタイプの乗用車は、慣れた様子で隅の区画へとバックで駐車を試みている。参加者の家族が迎えに来たのだろうか、と、統治がそちらを見つめていると……彼以上に真剣な眼差しで、空が、車の方を見つめているから。
「川瀬さん?」
「……翼、君……」
彼女がポツリと呟いた次の瞬間、両手持ちの小さなコンテナを持った彼――瀬川翼が、運転席から降りてきた。決して広い駐車場ではないので、翼もまた、駐車場に座り込んで自分を見ている統治に、一瞬、怪訝そうな視線を向けた後……軽く会釈をして、病院の方へを向かう。そして、正面玄関から中へ入っていった。
まさか診療時間外に遭遇すると思っておらず、統治が挨拶などをどうしたものかと思案していると……彼の隣にいる空が、安心した表情で肩を撫で下ろす。
「うわわわわ、翼君だ……本物だ。久しぶりに近くで顔見た……やば、カッコいい。目のホヨーだ」
「これまで……彼の近くには行かなかったのか?」
「うん。なんか……近づいていいのか、分かんなかったから」
「そうか」
統治が「ふむ」と頷いた瞬間、病院の入口からゾロゾロと人が出てき始める。どうやら、講座が無事に終了したらしい。統治は立ち上がると、隣りにいる空を見やり、入り口を顎でしゃくった。
「終わったな。中に行くぞ」
「うぇっ!? アタシも!?」
「嫌なら外にいてもいいんだが……俺は瀬川さんに挨拶をするつもりだ。佐藤が迷惑をかけている可能性もあるからな」
「えっ!? あいさつ!?」
暗に『統治同伴であれば翼に近づける』と告げた統治は、そのままスタスタと入口の方へ向かう。
「ちょ、ま……待ってよトージさん!! アタシも行くー!!」
そんな背中を慌てて追いかける空は、統治はやっぱり心愛の兄だということをヒシヒシと感じていた。
ある意味では閑話休題。私の飽き防止です。とはいえ、「『関係縁』の修復だけでは記憶は戻らない」という事実を確認して、どうしようかと思案してました。(私が)
この2人はこれからも仲良く寄り添って、でも、もうしばらくは恋人にならないでくれ。作品が終わってしまうから。それはまだ早いから……!!




