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流れ星  作者: ちゅん丸
二章 始まりの1日
7/13

6話 『座席戦争』

あらすじ


星空は自転車で桜道を通り登校した。

クラスが一年四組になった星空は星花音も同じクラスでないか確認したところ

まさかの星花音も一年四組という事実が発覚する。

そして透から話しかけられ互いに自己紹介をした。

そして星空と透はクラスに入っていきある人を発見する。」

 クラスに入ってすぐ星空はある人を見つけた。

それはもちろん星花音さんである。

星花音さんはやはり他の女子とはひと味、いやふた味も違う美貌をもっていた。

確かにテレビで見る女優さんと比べると中学生なのでまだ子供っぽさは残っている顔立ちだが、

逆にその子供っぽさが女優さん達でさえ手に入れることができていない本当の天使の笑顔を

作り出していた。おっと危ない。こんなことを会うたびに思ってしまうのは相手に悪い。

気をつけようとは思っているのだが、やはり会ってしまうと天使だなぁとか思ってしまう。

どこか遠くから自分を呼んでいる声が聞こえた。


「ぉぉぃ。おおい!」


「うわっ!」


その声の正体は隣にいた透くんだった。

遠くに聞こえるほどまた星花音さんのことを考えていたんだと思うと恥ずかしなってきた。


「なにぼーっとしてるんだよ。早く席見つけようぜ」


「あ、うん!わかった」


良かった。透くんには自分が星花音さんを見ていたことは気付かれていないみたいだ。

透くんにぶチン説がでてきた。


 それはさておき、廊下に貼ってある座席表の紙を確認しに行った。

辺りからは


「お前と席遠くかよー。だっる」


とか聞こえてきた。

普通最初の席は出席番号順が当たり前な気がするが

この学校は初めから席がバラバラなのだ。

だから予想ができない。すごく嫌な予感がする。


「お前、席どこだった?俺はクラスのど真ん中だよー」


と笑いながら言っている。俺なら絶望だけどね。

星空は自分の座席を確認した。

星空は珍しく一番窓側の一番後ろという人権獲得エリアになっていた。


「僕は窓側の一番後ろの席だった」


「いいなぁ~なんでもやりたい放題じゃん」


「授業中寝てもばれないかな?」


「どうせバレないからやっちゃえば?」


「やっぱやめとく」


中学生って口には言うけど実際にやらないパターンがお決まりな気がする。

だから星空は口だけ人間を試してみた。透くんと冗談話をするの楽しいな。そんなこと言えないけど。


 そういえば星花音さんはどこの席なんだろう。

気になった星空は星花音さんの席を確認する。透くんは他の人の席を確認してるみたい。

それはさておき、星花音さんの席を見つけた。星花音さんは一番廊下側の真ん中の席だった。

僕は一番窓側。星花音さんは一番廊下側。

あれ、これって席一番遠いパターンでは?

星空は悟った。これから次の席替えまでほぼ接点がないということに。

ショックの余り口を閉じるという筋肉の動きさえサボり、星空の口がぼけーっとしている。

それに気付いた透くんが


「ん?どした?そんなだらしなく口開けちゃって」


とか言ってきたがもう返すのすらめんどくさくなっていた。それほどショックが大きかったのだ。

これは端から見ればもう星空は星花音さんのことが好きで確定と言えるだろう。

しかし星空はこんなもショックを受けているというのにまだ好きという感情に気づけていないようだ。

星空は恋愛面では透くんよりにぶチンなのかもしれない。

そんな感じで絶望している星空は透くんが今も何か言っているが全然耳に入ってこないのだった。


 せっかく人権エリアを勝ち取ったのに最終的には星空は席替えという戦争に敗北していた。





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