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流れ星  作者: ちゅん丸
一章 始まりは突然に
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1話 『前世の俺はなにをした!?』

 『奇跡』それは神様からのギフトなのだろうか。前世で善人でいただけギフトの量は増えていくのか。それなら俺は前世で人を何人殺めたのであろう。というか前世で俺が何をしようが現世の

俺には何も関係ないではないか。それなのにギフトの量は減らされた。それならせめて前世の記憶を引き継いでニューゲームとして現世を楽しませてくれてもいいのでは。なんて考えてしまう。


 おれ、草野星空(くさの かなた)は現在中学生新一年生になろうとしている。

そしてなぜこんなにも奇跡について悩んでいるのかというと、何をやるにしても

ほとんどはいい結果にならないからだ。

 

例えば小学三年生の時である。この時間は図工の時間であった。星空は友達の作った段ボールのキリンが台から落ちそうになっているのを発見した。星空は急いで落ちそうになった作品をつかんだ。ここまで聞けば良いことをし、みんなにも褒められる善人である。だがこれにはしっかり「オチ」があったのだ。

つかんだはいいものの、つかむ勢いが強すぎた。その後の結果は誰にでも想像できるであろう。

友達の作品は握りつぶされてしまいキリンかどうかも分からなくなってしまったのである。

そして丁度友達が来る。なんていいタイミングできてしまうんだろうか。

それを見た友達は大号泣。友達のグルが先生を呼びに行った。今思い返せば小三のくせに

頭がよく回るやつだな、と感じていた。

そして先生が来ると俺の言葉なんて聞く気がないみたい。めちゃくちゃ怒ってるよ・・・


そして後から聞いた話だが、あのキリンさんはわざと落ちやすくしておりそれを拾った生徒が怒られるのを楽しみに待っていたらしい。つまりあいつらの(友達と思っていた)やつらにはめられたのだ。だからやけに先生を呼びに行く早さが異常だったわけだ。納得がいく。


とこんな感じに善意でやっていても必ずマイナスになって返ってくるのだ。

辛いの一言で片付けられる話ではない。


このようなかなりハードモードな人生を歩んでいおる星空であるが、彼もついに中学校生活が始まろうとしている。不安八割楽しさ二割(期待はしていない)で中学校生活を期待するのだった。




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