金剛
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はぁ…… 黒崎十夜、 アイツがこの学校に入学したと知った時は驚いたぁぁ……
恐らく、 この状況も全てがアイツの手のひらの上なんだろうなぁぁ…
けど、 この学科には規格外な奴が大勢いる…
残念だが、 俺は退場かぁぁ…
立ち込める霧の中、 壕魔の体は崩れ去っていた。
一方で、 帝の体力は限界に近づいていた。
「予想以上に体力を消費しちゃった… 」
厄介だ、 まさか狙いを僕1人に定めてる生徒がいるとは……
それも、 自分では直接手を下さず、 他人を使ってこざかしく命を狙ってくる生徒か…
恐らく、 壕魔もうまく利用されてたのだろう。
あんな化け物を手のひらで転がすような真似ができる生徒がいたら、 すでに名前が上がっていてもおかしくない…
けど、 そんな情報はなかった。
となると、 考えられるのは1年生なんだよなぁ〜
1年生がなぜ僕を集中的に狙った?
今日までは、 他クラスの生徒に異能力は一度も見せていなかったけど…
内通者までいたなら、流石に侵食されすぎちゃってるな〜
考えることは山積みだけど、 今はとにかく休まないと流石にしんどい…… けど
「君たちを殺さないと、 休めそうにないか〜 」
「コイツが戦凪を撃退した奴か? 変な格好してやがる野郎だが」
「確かに変わった格好、 けど、 油断はできません」
帝の前に、 金剛と白銀が立ちはだかった。
「だな、 疲れてるところ悪りーけど、 容赦はしないゼェ! 」
金剛はそう言い放つと同時に、 ポケットの中から、 スーパーボールを取り出して、 帝の方へと投げつけた。
『「隕石」!!』
四方八方へ跳ねていスーパーボールだったが、 金剛が両手を合わせた瞬間、 ボールの強度が硬く変化し、 投石のごとく降り注いだ。
─────── ぐっ!!
無数に飛び跳ねていたボールが帝を襲う。
「流石にこの体は限界か、 今回は君たちの勝ちだ」
「今回? 次なんてねーよォ!」
「そうだね、 君たちが生きていれば」
「『隕石』!」
無数にスーパーボールは頭や腹部、手足と帝の体を貫通させた。
───── !?
「まずい、 こちらへ走って! 」
「ちっ!」
金剛と白銀は慌てて教室の扉へと駆け込んだ。
「『迷宮の扉』」
白銀が扉を閉めたと同時に、 2人の入った教室は3階から1階の部屋へと場所が変わってた。
─────── !!!!
近くから大きな爆発音が響き渡る。
「あの野郎、 自分の体に爆薬を仕込んでいやがった」
「彼が本当に死んだと思いますか?」
「死んでねーだろうな、 殺される直前の奴があんなヘラヘラした表情しねーだろ」
「バカもそう思いますか、 私も同意見です」
「俺はバカじゃねーよ! ぶっ殺すぞ! 」
「分かっているのですか? 私がいなければ爆破に巻き込まれてアナタは死んでいますよ」
「いや、 そもそも俺がいなかったら、 お前は殺されてたんじゃねーのか!?」
「ありえません、 あなたが先行して戦っていただけです」
「なんだと! 俺はお前が弱っちいから助けてやってくれって宮森に頼まれたから、着いてきてやったんだぞ!」
「うまく使われてますね… 」
「は? どういう意味だょ!? 」
白銀はフッと鼻で笑った。
「ですが、 大野木さんが負けるとは」
「ああ、 3年の壕魔はさっきの1年に殺されたみてーだが、 校内に広がった毒はまだ消えてねー」
「そうですね、 今は私の能力でこちらの方向へ毒が広がらないよに間取りを変えましたが」
「流石にこの状況で3年は出てこれねーか」
「油断はできません、 3年の霧雨霞は何をしてくるか分かりません」
「そうだな、 次はどうするよ白銀?」
「まずは柚子たちと合流しましょう」
「だな」
2人は警戒を緩めることなく、 宮森の元へと向かった。




