表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/96

憂鬱

ぜひ読んでみてください!

良ければブックマークよろしくお願いします!

椿(つばき)…… 」


「なぁぁ、 こいつ、 双子の妹なんだろぉぉぉ? 」


「君、 僕を怒らせたいのかい?」


「俺はただ、 お前と楽しみたいだけだぁぁぁ」


────── !?


「鬱陶しい、 鬱陶しい、鬱陶しい、鬱陶しい…… 」


先程までの様な軽い雰囲気から一変して、殺気が周囲を包み込んだ。


「どうなってやがるんだぁぁぁ」


(まばた)きほどの一瞬で、 体を鋼線(ごうせん)で拘束されていた。


「異能力を手にしてもこれだ、 弱いやつはすぐに姑息な手を使う、 本当に鬱陶しい」


「早く妹を人形にしてやらなくていいのかぁぁぁ?」


─────── ぎぃぃぃぃ!!



鋼線(ごうせん)が壕魔の両足に食い込み、 どんどんと締め付けられてゆく。


「おいおい、 俺を人形にすんのかぁ? 妹を殺した奴に今後は守ってもらうのかぁぁぁぁ? 」


「もう喋るな」


─────── !!!



髪の毛よりも細い切断能力を持った極細の糸は壕魔の喉を容赦なく切り裂いた。


壕魔は口から大量の血を流しながらも、 鋼戦を毒で溶かし、 ゆっくりと立ち上がる。


「なんてなぁぁぁぁ」


ベーっと舌を出してケラケラと壕魔は笑う。


「本当に鬱陶しいよ、君」


「ほら、お返しだぁぁぁ『(さそり)』!」


サソリの尻尾の様な形をした液体が帝を襲った。


「『死霊(しれい)(みちびき)』」


蠍の針は、帝の体を貫通することはなく、寸前で動きが止まった。


安彦(やすひこ)淳太(じゅんた)、 任せたよ」


「なんだぁぁ、 まだ人形を隠し持ってやがったのかぁぁぁ? 」


────── !?


ずんっ!と壕魔の体が重くなる。


「はぁぁ? 」


更に追い討ちをかけるように、 帝によって呼び出された生徒の1人が、動きの止まった壕魔へ飛びかかった。


「なんだオメーはぁぁ? 」


「『溶ける(ディザブル)』」


壕魔の体に飛びかかった男の体がグニャグニャとスライム状に変化して、 壕魔の体に巻きついた。


「気持ちの悪りぃぃやつだなぁぁぁ」


「さようなら、 『死霊手術(しりょうしゅじゅつ)』」


至る所へ張り巡らされていた鋼線が紫色の糸へと変化した。


そして、 紫色の鋼線が壕魔の体へ巻きついた。


「1時間後、 君は別人へと生まれ変わる」


(何を言ってやがる? この程度で俺を拘束したと思ってんのかぁぁぁ? )


─────── !?



壕魔は声が出せなくなっていた。


どうなっている?


手足の感覚も無くなっていやがるじゃねーかぁぁ


「この力は、時間も体力もすごいから使いたくなかったけど、君はこうでもしないとダメそうだ」


「 …… 」


「君はもう喋ることすらできないから、 質問には答えられないけど、 この能力についてだけ教えてあげるよ」


壕魔は鋼線に体を縛られて、 ただただ帝の姿を凝視することしかできなかった。


死霊手術(しりょうしゅじゅつ)は、 対象者の精神を組み替える、君は生まれ変わるんだよ」


────── !?


壕魔の体を()い付けるように紫色の糸が体内へと入っていく


体が動かねぇぇ… このワザ、なんで今まで隠していんだぁぁぁ、 何か理由があるはずだぁぁぁ…


体力や発動時間って言う理由以外にも何かぁ…


使用制限がある? 何らかの代償を払っている?


発動条件がそろった? なぜ戦凪には使用しなかった?


色々と考えられる事はあるがぁぁ、 試す様な時間はねーようだぁぁ…


はぁ、 こりゃ、 もう助からねぇかぁぁ……


けど、 ただで死ぬわけにもいかねーなぁぁ、 少しでも情報を引き出したいところだがぁ、 この体じゃ伝達は難しい…


現状、 体は動かないが、 異能力はまだ使える


それなら、 冥土の土産ってやつをくれやろう…


操り人形にされるのも(しゃく)だしなぁぁぁ


毒霧(どくきり)


スーッと、壕魔は最後の力を振り絞り、 ゆっくりと息を吐くにつれて、黒い霧があたりを覆い始める。


そして、霧に覆われた壕魔の体がジワジワと崩れ始めてゆく。


この毒は強すぎで、 自身の体にすら害を与えてしまう奥の手、 この毒でどんだけ道連れにできるかぁぁ…


にても、あっけねー 負け方しちまったなー


こんな事なら、 黙って(かすみ)の言うこと聞いてれば良かったかもなぁぁぁ


黒崎十夜(くろさき とうや)……


簡単にですがキャラ紹介をさせていただけます。


蒲田安彦かまた やすひこ

元1年C組の生徒

異能力:重り

視界に捉えた人間の手か足どちらかを重くする

手なら約30kg、足なら約70kg程度重くできる


東野淳太ひがしの じゅんた

元1年C組の生徒

異能力:溶液

自身の体を溶かしてスライム上にして動くことができる

スライム上でいられる時間は1時間まで


補足:2人とも入学初日には死亡していた


次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 奥の手強
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ