新たなる標的
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「殺されちゃったね」
「予定通りだろ、 これで隠れ蓑ができる」
「にしても、人形師って本当にすごいよね〜」
「それはどうも」
「1クラス全員を俺1人で相手するとかさぁ〜」
「流石にきつすぎたがな」
「ではでは、 私たちは予定に3年の女王様を殺すとしようか」
─────── 1時間前
都市の中心、Avalonの一角に立つ高層マンション1つが崩壊した。
1年B組が2年B組を襲撃したのだ。
話によると、 2年は全滅、 1年B組はほぼ無傷だったらしい。
俺たちが駆けつけた頃には、 戦いは終わっていた。
先に到着していた黒崎たちも、 襲撃することを断念せざるを得なかったらしい。
しかし、 あまりにもあっけない結果だ、 それだけ1年B組が強いってことなのか、 それとも……
どちらにせよ、 2年B組は全滅した。
これでは3年C組との戦いは断念せざるを得ないだろう。
今の俺たちでは勝てない。
「1年B組、 私たちが次に狙うクラス」
─────────!!!
月影が宣言する。
「自分らも同意見や」
黒崎はクスクスと笑いながら賛成の意を示した。
「けど、 面倒なことにB組は1年C組の後ろ立てもあるんよ」
やっぱり、 なんでそんな情報をコイツは知っている……
この短期間で、 そんなに情報を集められるのか?
確信はないが、 多分、 この狐野郎は嘘はついてない気がする。
「問題ないわよ、 BもCもまとめて殺す」
月影は表情一つ変えずに胸を張って言い放つ。
「なら、 C組は自分らが引き受けるわ」
「何か策でもあるのか?」
俺がそう聞くと、 クスクスと笑い始めた。
「もちろんあるで、 ま、 C組はやっかいそうやけど…… 」
「分かったわ、 C組は任せるわ、 B組は私たちが殺す」
「期待してるで」
黒崎はそう言い放ち、 どこかへ行ってしまった。
「おいおいおい、 B組を俺たちでって大丈夫なのかよ!?」
俺は不安しかないぞ、 てか、 勝てる気がしない。
月影は不知火姉弟をじっと見つめる。
「なんだよ…… 」
強い視線に不知火氷馬は視線を逸らす。
「 …… 」
しかし、 月影は無言でじっと見つめる、
なんか羨ましい。
「分かってるよ、 乙衣ちゃん達に協力するよ」
姉の不知火萠が言い放つ。
「姉さんがそう言うなら…… 俺も協力してやる」
「2人ともありがとう!」
自己紹介の時も協力はしないって言ってたのに、なんて言う力技だ… 恐ろしい
「今日はもう時間もないし、明日からB組を狙うわよ」
「分かったけど、 なんか作戦とかは…… 」
「無いわよ」
「ですよね…… 」
「問題ない、 俺と姉さんがいれば、戦闘負けることはない」
「氷馬の言う通り、 乙衣ちゃん達は、 B組の生徒を見つけてくれるだけで大丈夫だから」
相変わらず、 すごい自信だ。
けど、 さっきの戦いを見て納得できる。
この2人は口先だけではなく、 確かな実力を兼ね備えているのだと。




