赤い氷
是非読んでみてください!
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溶けたと思われた赤い氷がユリを守るかの様に地面から現れた。
─────────!!!
もう飯山ペコは死んでいる。
なるほど…… みちずれを阻止したと思ったが、 桃ヶ崎ユリを逃すための技だったて訳か。
「そんなの…… 待ってよ、 私…… 」
「逃げてください、 もう勝ち目はありません」
「ここは我々で、今回の計画に、あなたの力は不可欠です」
「門の前に車を待機させてあります、早くお逃げください!」
3人の生徒が剣を手放し、 炎の中、 萠に目掛けて走り出す。
そして、 月影達を囲っていたアイドルユニット、 desireファン達がユリを助けに走り出す。
「邪魔するな、 一般人でも私は容赦しない」
萠は、 向かってくる者へ警告する。
その言葉を聞いても、 ファンは向かってきた。
もちろん、 次に彼女の警告を聞く者はいなかった。
「ほんと、 バカじゃないの?」
萠は困った様子で、一般人を殺さない程度の炎で迎撃した。
「ごめん、 逃げられた」
「1人は殺れたし、 逃げた方も無傷ってわけでもないだろうし、 上々の出だしね」
傍観していただけの月影が偉そうに呟く。
「残念だが、 こっちも犠牲者を出した…… 」
「あ〜 どうせ生きてるでしょ、 早く起きなさいよ変態」
なっ! 違うだろ!
普通は号泣するところだろ!
なんで焼死体にされてまで罵声を浴びなきゃ行けねーんだよ!
クソが…… こっちが必死で体張ってやったのに
てか、 萠!
もっと哀しめよ! 俺の手をギュッと握って決意を語るとか!
膝枕とか!
動かない俺に抱きついて号泣とかさぁ!
あるでしょ!もう少し!
しかし、そんな展開が起きないのが現実である。
なんか思ってたより冷たいんだよなぁ……
異能力を使った時だって、 俺ごとで良いとは言ったが、 決断早すぎるんだよ。
ま、 ここで寝転がってても仕方ないし……
俺はスッと立ち上がった。
「もう少し労って欲しいんですが……」
「は? きも」
「どうせ、 えっちな事でも考えてたんでしょう」
「おい、 膝枕とかして欲しいとは思ったけど、 あらぬ疑いをかけないでくれ…… 」
「ほんとに生きてる……」
「姉さんの炎に焼かれて生きてるのか」
ポカンっと姉弟は俺を見る。
「それより、 早く追った方がいい」
「いや、 その必要はなさそうだ、 今から面白いことが起きるそうだ」
変態呼ばわりされる展開を回避するため、 俺は話を戻そうとしたのに、 即座に否定された。
原木直也だ。
原木は黒崎十夜達の仲間だ。
ちょくちょくスマホを見ていたし、 多分、 黒崎の指示で動いているだろう。
「どう言うことかしら」
俺が聞く前に月影が問い詰める。
「今、 1年B組と2年B組が戦っているらしい」
────────── !!!
宮森先輩達が……
3年C組と戦う前だって言うのに、 大丈夫なのかよ
「それなら、 弱った方を確実に殺すわよ」
月影が言い放つ。
先輩達と共闘するって話だったが、 それは3年C組と戦う時だけだろうけど…… ちょっと白状すぎないか?
「ま、 どうせ2年が勝つでしょうし、 弱った1年B組の生徒を横取りして、 ついでに2年も殺せば問題ないわ」
あぁ…… そうは言ってるが、 月影は普通に宮森先輩たちに協力する気なのだろう。
約束はちゃんと守るやつだ。
多分
「もちろん、 場所も把握してるんでしょ」
「あぁ、 把握しているが……」
「なら、 急いで行くわよ」
月影のペースに原木はタジタジになっていた。
はぁ…… 面倒なことになるって分かっていても俺は月影達と共に戦場に向かった。
簡単にですがキャラ紹介をさせていただけます。
飯山ペコ
アイドルユニットdesireのメンバーの1人
食いしん坊キャラで人気を高めていた。
黒髪ショートでボーイッシュな感じだが、胸は豊満
異能力:飢え(ハングリー)
・完食
どんな物でも食べる事ができる。
・暴食
右手にナイフ、左手にフォークが現れる。
大量のカロリーを消費する代わりに身体能力を一時的に増加させる。
・最後の晩餐
身体能力が低下する代わりに、ナイフとフォークが大きくなる。
・拒食の粉砕
命を代償に、その物の望む力が発動される。
実際に見た物しか発動されない。




