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デスゲーム参加者による自己紹介は腹の探り合い。

マイページにTwitterのURLを乗せましたので、宜しければフォローの方もお願いします。

自己紹介はそれから30分ほど経過して、 やっと20人まで終わった。


後、5人か……長い

ちなみに、 現段階で自分の能力を教えたのは、中谷と宮城の2人だけだ。


まぁ、 当然の結果だろう。


「初めまして、 不知火氷馬(しらぬい ひょうま)です。 好きなものはお刺身です。 えっと、 氷を操る異能力を持ってます」


ボーッと聞いていた俺同様にクラスが少しざわついた。


ここに来て、能力を公表する奴が現れるなんて……

願ったり叶ったりではあるが、 なぜ能力を教えたのか分からない。


能力を教えることで、 中谷たちのメンバーに加わろうって事なのか?



── だが、そんな空気の中でも空気を読まずに喋るのがこいつらだら。


「は〜 やっと能力を教えてくれる子が現れたよ〜 このまま能力教えたの俺と中谷だけになるかと思ったわ〜」


「僕も少し不安だったけど、 僕たち以外でも能力を教えてくれる人がいて嬉しいよ! これから皆んなで協力していこう、 氷馬くん! 」


すぐ馴れ馴れしく喋りかけてくる。

俺はこう言った奴らが苦手だ。


「お断りします」


─────!!


クラス中が凍りついた様に静かになった。


凍らせる能力って、 場の空気を凍らせるって意味なのか!?


「いや、 でも、 能力も互いに知ってる訳だし、 作戦とかも立てやすいしさ! 」


「お断りします。 弱い人と協力したって意味ないですし。 僕は姉さんと2人で他のクラスを全滅させるんで、 他の人誘ってください。」


「なにその態度〜? めっちゃムカつくんですけど〜」


「やめろ宮城! それに、 無理に誘ったってダメだよ、 ごめん氷馬くん、 また気が変わったら声かけてくれ」


ヤジを飛ばす宮城をなだめた中谷は、 渋い表情を浮かべながら謝罪した。


良いざまだな、 あの爽やかスマイルが苦い顔になっていたぜ!


俺はいつのまにか、 中谷を苦手な奴から嫌いな奴として認識していた。

なんとなく本能的なやつで分かる。

中谷と俺は馬が合わないのだろう。


「次、 私の番の番ね、 不知火萠(しらぬい もゆる)って言います! さっき自己紹介した氷馬の姉です! えっと〜炎を操る異能力を持ってまーす! 後は……好きな食べ物はリンゴです、 宜しく!」


弟の自己紹介時は驚いて突っ込めなかったけど、 この姉弟はなぜ好きな食べ物を教えるのだろうか。


いや、 それが普通の自己紹介だ。 俺の中での自己紹介って概念がおかしくなってしまっただけか。


「あっ! それと、私も協力はパスで! 私と氷馬(ひょうま)で片付けるからさ」


そう言って彼女、 いや、 不知火萠(しらぬいもゆる)は着席した。


2人の自己紹介で分かった。 この姉弟は絶対的な自信を持っている。


まぁ、2人で何とかしてくれるなら、 戦わずに済むし願ったり叶ったりだ。


次は……


「初めまして、 堀内和希(ほりうちかずき)です。 突然ですが、 僕はやっぱり生徒同士で殺し合いだなんて行うべきでないと思います。 皆んなで話し合えば分かり合えると思います!」


でたよ偽善者! と俺は心の中でつぶやく。


「僕の異能力は、 自分が実際に見た人物の異能力を知ることができる。 もう僕はクラスの皆んなが言わなくても能力は知っている」


『 ────── !!!』


クラスの空気が完全に変わった。


そして、 その空気を生んだ張本人も予想外なことに驚いた。


その発言と同時に、 堀内の横に座ってい女子が立ち上がり、こめかみに銃口を突きつけた。


「ダメでっせ〜 校内での戦闘は」


堀内の真後ろに座っていた男が仲裁に入る。


「そ、そうだよ! クラス内での戦いは避けよう! 今は協力してみてさ」


「そうそう! 中谷の言う通り、 仲良くするべ」


中谷と宮城も仲裁に入る。


「つい……取り乱しました。 すみません」


そして、女は我に帰ったようすで拳銃を下ろし、席に座った。



さっきの拳銃、 どうやってだしやがった……急に手元に拳銃が現れたように見えたが。


「堀内くんも爆弾発言すぎるねん、 人の異能力が分かるなんて怖すぎるわな〜 同じクラスで良かったわ」


先程、仲裁に入った男がクスクスと笑いながら話し始めた。


「ほな、 このまま自分も自己紹介させてもらいますわ〜 こんな空気だし、 堀内くんよろしいか?」


「は、はい……」


「自分は黒崎十夜(くろさきとうや)と申します、 皆んなでぼちぼち頑張っていければええと思います。 それと、 中谷くんでしたっけ? 自分も一緒に協力させてもらえますかね」


黒崎はさっそく中谷に話を持ちかけた。


「もちろん大歓迎だよ! クラス皆んなで一団になって頑張ろうよ! 」


「おおきに。 それと〜不知火さん達でしたっけ? そんな慢心してたら足元すくわれまっせ」


「余計なお世話」


「なに?わたし達とやりあう気?」


「いや〜遠慮させていただきすよ。 自分の命は惜しいですし」


クスクスと笑いながら答える黒崎に対して2人のピリついた空気が流れる。


「そうや、 能力も教えておきますわ、 自分は触れた物体を消し飛ばす。って異能の力やな、 どうや? 強いやろ? チートやろ? ラノベ主人公やろ? 」


それが本当なら、 くそ…… 憎たらしいけど、 自分自身で言う通り彼は強い。 いや、強すぎる。 まさしくチートと言える能力だろう。


「自分が強いってこと、 皆んな分かったやろうし、 自己紹介はこんなもんでええわ〜 」



次で最後か……


長谷川祐介(はせがわゆうすけ)。 先程みせた通り、 盗聴や盗視、異能力での監視行為を打ち消せる。クラゲ自体を使って起爆させたりもできる。宜しく」


最後の生徒は自己紹介前に異能力を使った男。

長谷川祐介であった。


もっと話すやつかと思ったが、 そんなでもないらしい。


こうして、とりあえずクラスでの自己紹介は終了したが、 このクラスは今までの学校と違って、 変わったやつが多そうだ。


いや、多そうだ。 は訂正しよう。


そもそも、 俺たちは異能力が使える。って時点で変わった奴らだからな。


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