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姉弟の実力

ぜひ読んでみてください!

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不知火氷馬(しらぬい ひょうま)


不知火(もゆる)の弟


目や口元もそっくり、 正真正銘の姉弟である。


「お前誰? 姉さんに馴れ馴れし話しかけるな」


「いや、 お近付きになりたいなと思って…… 」


────────── !!


ん!? 今俺なんか言い間違えた!?


教室内がより一層ざわつき始めた。


「姉さん、 コイツ、 後で殺しといていいかな?」


「待ってくれ! 何か誤解してないか!? 萠さんから言って…… 」


「いや、 そんな急に…… さっきも言ったでしょ、 友達からだって」


ダメだ聞いてない。


「萠? 馴れ馴れしくし下の名前で姉さんの名前を呼ぶな」


「いや、 2人とも同じ名字だし、 分かりづらいと思ってだな…… 」


いちいち突っかかってきやがって、 めんどくさい……



「とにかく、 2人も聞いてくれ! 俺はただ、 2人に協力して欲しいだけだ!」


「「 ……… 」」


2人はキョトンとした顔で顔を見合わせ、 失笑する。


フッ……


「協力とかいらない」


「だね、 私たち2人で問題ないかな」


「慢心してると足元救われるぞ! ここは皆んなで協力して!」


「見せてあげるよ」


「なにを……? 」


「俺の強さをだよ、 今日、 1年B組?戦うんだろ?」


不知火氷馬(しらぬい ひょうま)は自信満々に提案する。


自己紹介の時に言っていた……


彼の能力は『氷』


物を凍らせる感じだろうか


まぁ…… 願ったり叶ったりだ。


「俺はお前が強いとは思ってない、 本当に強いのか見せてくれよ」


少し煽り気味に話を進めた。


「おっ! なんか面白そう! 私の実力も見せてあげるよ!」


やっと平常心を取り戻してくれたか……


こうして、2人の実力を俺は目の当たりにする。



───── その時刻は訪れた。



16時、 後1時間で戦闘可能時間になる。


俺は不知火(しらぬい)姉弟と一緒に教室で17時になるのを待っていた。


黒崎たちは早々に教室を後にしていた。


部屋に残っているのは、


不知火姉弟と俺


月影と霧雨


そして、黒崎たちと一緒にいる男


原木直也きはらなおや


体格の良い大柄の生徒だ。


多分、 黒崎の命令で、俺たちの様子でも見とくように言われたのだろう。


教室には6人


「そろそろか」


「そうだね」


「月影さん達も外へ出てください」


「分かったわ」


月影は二つ返事で了承した。


「皆、 教科書やノートとかは持って帰った方がいいかなー」


「何する気だよ……」


「お楽しみ♪」


不知火萠はにニヒヒと笑う。


俺は不安になりながらも、ノートを鞄にしまう。


「気になったんだけど、 2人ってどっちが強いの?」


霧雨がそんな疑問を投げかける。


「姉さん」


「私かな〜」



───────!


もっと、 言い合いになるかと思ったが……


あんだけ自分の実力に慢心してる弟が即答するほど


姉の方の能力は『炎』


自由に火を操る感じの能力だと思う


普通に物騒な能力だ。



──── 俺たちは教室を出て、校門前へ向かった。


「さて、 後5分か〜 どれくらい(やれる)かな?」


「校内にどれくらい生徒が残っているかだけど、 沢山いればありがたい」


なんなんだ…… この価値を確信したような会話は


まるで、 漁師が「今日はどれくらい釣れるかな?」

って話しているよな……


あまりにも軽いノリなので、 あまり緊張感がない。


大丈夫だろうか……


「後1分!」


時計の針を見て、 嬉しそうに、不知火萠は叫ぶ。


刻々と秒針が動く


5


4


3


2


1


「 ────────── !!!!!」


17時になると同時に、 学校が火災に見舞われた。


この距離でも十分に分かる、 1階はもう火の海だ。


凄まじい勢いで上へ火が広がってる。


窓から黒い煙が湧き立つ。


その光景に俺は言葉を失った。


一瞬でこれかよ……


「おっ! 窓が空いたね〜 あの部屋に誰か居るってことだね」


燃える学校を見て笑う姿を見て俺は少し恐怖を覚えた。


これが、 不知火萠(しらぬい もゆる)の実力なのか…… 凄すぎる。


「凄い…… 」


「まだまだ、 本番はここからだよ!」


「 ─────── !!」



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