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リーダー会議開幕

ぜひ読んでみてください!

「平和的とは、 具体的に策があるのか?」


長谷川の質問に首を振った。


「ない。 けど、 堀内くんが言ってた様に話し合いをすればきっと大丈夫」


「話が通じねー相手だったらどうすんだよ!」

「そうだよ! 黙って殺されるなんてゴメンだぞ!」


今の発言は確実に、 クラスの反感をかった。


「今日の会議で分かり合えなかったら、 僕は諦める」


「 ──────── !!! 」


コイツはもうダメだ……


「僕からは攻撃を仕掛けない。 けど、 相手から攻撃してくれば容赦はしない! 」


なっ ───────!!


コイツ…… 戦意喪失なんてしてない。


自から攻撃を仕掛けることはないが、 攻撃された場合は容赦しない。


それがコイツの選択か。


良い結論出てんじゃねーかよ。


「だから、 僕について来て欲しい! こちらから他クラスの生徒を攻撃するのは良くない!」


堀内とはまた違った選択肢。


「大賛成や! 」


─────── !!


聞こえて来たのは、 賛成などするはずもない男の声であった。


黒崎が賛成した。


もちろん、 この考え方に反対する生徒は少なからずいる。


そんな生徒を集めて動くと思っていた、 あのクソ狐が……


「また、 堀内くんとは違った考え! この考え方は大賛成や! 」


「ありがとう、 黒崎くん! 」


「あの2人、 仲悪いわよね」


「月影もそう思うか……」


横にいた月影は苦虫を噛んだような表情で2人を見ていた。


あぁ、 月影の言う通り、 2人は仲が悪い。


喧嘩をしたり、 言い合いになったりする訳でもないが、 仲は最悪だ。


だって、 お互い顔にでているから。


はぁ…… 引きつった笑顔で握手なんかしやがって……


「多分だけど、 中谷くん、 昨日の爆発が誰の仕業かも分かっているのよ」


「だろうな…… 」


表向きはクラスが1つになった。


だが、 実際には派閥が出来ている。


どちらが悪いなんて事はないし、 どちらが正しいとも言えない。


そんな2つの派閥。


「どっちにつく気だ?」


俺の質問に月影は呆れた顔でため息をつく。


「どっちにも付かないわよ」


「だと思った…… 」



── 入学2日目の昼休み、 クラス内のグループが少しずつ生まれてきた。


「で、 どっちにも付かないって、 俺たちはどうするんだ?」


「僕も気になります」


昼休みも残り15分くらい


俺たちは席をくっつけて昼食を食べる。


もちろん、 昨日の事もあり、 お弁当はない。


校内販売のパンを購入した。


ちなみに、 1階には食堂もあり、 各階ごとにパンの販売も存在する。


あまり他の学年と会うのは避けた。


そんな考えからか、 多くの生徒達は教室内で昼食を済ませている。


もちろん、 例外もいる。


数名の生徒は平然と食堂へ、 また数名の生徒は中庭へ



「どうするて言われても、 まだ考えないわよ」


「 ──────── 」


食べていた焼きそばパンが喉に詰まった。


やっぱり、 月影はアホだ。


昼食中にこの話はやめよう。と言うことで深いことは保留になった。



午後は特にコレと言ったことは何も起きず、 無事に放課後の時間がやってきた。


午後はまさしく学生の本分である勉強に専念できた訳だが、 あまりにも平和すぎて話すことが1つもない。


放課後、 教室には欠席者を除き、 ほとんどの生徒が会議を見るために残っている。


──── そして、 会議は始まった。


四角く囲まれた机、 各自距離を開けて椅子に座っている。


後ろに大きめのホワイトボードが置かれた。


早くも、 その様子がテレビから映し出される。


「おっ! みんな早いね〜」


1人の生徒が会議に入ってきた。


茶髪のボサボサ頭、入学式の時にみた男。


生徒会長の八神秀人(やがみ ひでと)


「遅刻です」


ホワイトボードの前に無表情で立ち尽くす銀髪の女性は書紀の……


「違うよサッちゃ〜ん、 遅刻じゃないよ、 だって遅刻して怒られるのやだから、 最初から時間決めてないし、 放課後としか伝えてないじゃん」


「生徒会長が最後とは、 感心しませんね」


「ごめんって、 今度は気をつけるよ」


「いえ、 結構ですよ、 来月にあなたが生きてるかも分かりませんし」


1人の女性が挑発する。


そんなピリピリした様子をテレビ越しで見ている俺は心から思った。


こんな怖そうな場所に行かなくて良かったな。っと


「じゃ、 左から順に学年クラス名前をお願いしようかな」


あの生徒会長、 全く反省してないし、 動じてない……


「私からですね、 初めまして、 3年C組リーダーを詰めております、 霧雨霞(きりさめ かすみ)です。 お手柔らかに」



───────── !


なるほど、 画面に映っているこの人が……


霧雨薫が殺したい相手。


3年のクラスリーダー


そして、 俺はこの人を見たことがある。


忘れるものか、 あの綺麗な黒髪ロング、 黒いカーディガンの下からでも分かる主張の強いたわわボディー、 そして、 黒タイツ。


入学式の時たヤンキーをなだめていた美少女!


俺はついつい、 霧雨を見てしまった。


もちろん、 横にいるデブの方な。


決して、 元の姿である貧乳ボディーと見比べようとした訳ではない。


「昨日戦った2人」


「あぁ……3年C組だな」


昨日戦った2人は3年C組、 そのクラスのリーダーが霧雨霞(きりさめ かすみ)


そして、 霧雨薫が殺したい相手。


思ったより早く、 情報が集まったな。



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