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殺し合いをする学校での規則は


入学式を終えて、 俺たち1年は各教室へと向かった。



最英学園(さいえいがくえん)は、1クラス25名ABCの3クラスに分かれる。


ちなみに俺は1年A組だ。



これから、 命を預けて戦う仲間? って感じになる訳だからスゲー強い人とかいれば嬉しいが……



俺は特に挨拶などをする事もなく、 黒板に書いてある席順を確認して、 すぐに自分の席に座った。



辺りを見回しても、 立ち歩いてる人は誰もいない。

皆んな席に座ったままだ。


そりゃ無理もない、 あんな話しされた直後に笑ってられる奴なんて・・・



「いや〜マジヤバくね!? 殺し合いとかマジ怖え〜」


「そうだね! でも、 僕たちで何とかしていかないと! 」


「おぉ〜 さすが、 中谷(なかや)かっけ〜! 」


「中谷くんがいれば何とかなるよね! 」



前言撤回しよう。

お気楽な笑い声とともに3人の生徒が教室に入ってきた。



「はぁ〜 皆んなもう席に座ってんじゃん」


「あんな話の後だし無理もないよ」


「ほら、 私たちも座りましょ! 」


3人の正気を疑ってしまう程にリラックスしてるように見える。



「皆さん、 全員揃っていますか? 」


そして間もなく、 先生と思われる女性が教室にやってきた。



「はい! 」


先生の質問に、 先程のお気楽3人組の1人が辺りを見回して返事をした。



「では、 机の上の資料を各自で読んだ後、 早速自己紹介とクラスリーダーを決めてもらいます。 」



そう伝えると、 先生は教卓の横に置かれた椅子に座った。



なんか感じ悪いな…… まぁ、 教え子がこれから殺し合いをするって考えればこんなものか。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【学校規則】


1.各クラス同士で殺し合い

・殺し合いは最後の1クラスになるまで行われる。

・最大5名まで別クラスに移籍できる。

※ただし、 本人とクラスリーダーの同意がある場合のみ成立する。



2.クラスリーダーの決定

・クラスごとに1人リーダーを決める。

・リーダーの決め方は問わない。

・クラスリーダーが死亡した際は再度リーダーを決める。

・クラスリーダーは次のリーダー候補を推薦しておくことができる。

・リーダーは月に一度、自主性で全学年会議に参加できる。



3.規定時間外での戦闘を禁止

・9時〜17時は校内での戦闘を禁止する。

・23時〜7時は校外での異能力者同士の戦闘を禁止する。

・休日、 休校日も同様の規定を定める。

・規定時間外に異能力者同士での戦闘が発覚した

場合、 関与した全ての者を処する。

・生徒宅への攻撃は禁止する。



4.能力の開示義務

・1学年は能力を開示しなくてよい。

・2学年は1学年に能力を開示すること。

・3学年は能力を開示しなくてよい。



5.遅刻、欠席、早退

・欠席数が年間30日以上の者を処する。

・欠席数が15日以上の者の住居は住まいとして認めない。

・遅刻数3回で1欠席とする。

・1時間ごとに1遅刻とする。

・早退は2回で1欠席とする。

・1時間以上の在席で早退を認める。



6.注意事項

・3年間以内に勝敗が決定しない場合は生存者全員を処する。

・魔王の意思に背く行為を取った者は処する。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




なんとなくルールは分かったが……

どう考えても、 この殺し合いデスゲームに初参加の1年は不利だ。



「そろそろ皆さん、 読み終わりました?」


「はい」


今度もお気楽3人組の1人が返事をした。



「では、 自己紹介を済ませた後、 チームリーダーも決めておいてください。 私は職員室にいますので」



そう伝えて先生は教室を後にした。



「 ───── 」



沈黙が続く



気まずい



おぃーーー! 誰か喋ってェ!



俺は心の中で叫ぶ。



「じゃぁ、 左端の僕から順に自己紹介するよ」



そう言い放ち、 席を立った男は爽やかな笑顔を振りまく。



その男は唯一、 先生の問いに返事を返していた男。

お気楽3人組の1人である。



「僕は、 中谷晴矢(なかたにはるや)! 皆んな宜しく! さっそく提案なんだけど、 これからクラス皆んなで協力して戦っていく訳だしさ、 皆んなの能力を教え合うのはどうかな?」



こいつの提案は、 嬉しくもあり嬉しくもない。



皆んなの能力を知ることができれば、 今後の戦いも有利に立ち回れる事は間違えない。



だが、 今のクラスにそんな信頼を預けるようと思ってる奴がどれだけいる?

裏切る可能性や嘘の能力を言い出す奴がいるかもしれない。



「ふん、 それはいいが、 この教室では安心できんな」



後ろの席の方から1人の男が口を開いた。



「『Drown out (ドローン・アウト) !!! 』」



男は異能力を使用した。



なんだこれ……!?



教室内に青白く光るクラゲが7、8体だろうか? 宙に浮きながらフワフワと動いている。



「皆んな安心してくれ害はない、 今はこの教室内を盗聴したり、 情報を送ったりといった行為、 透視系の能力も全て使えない空間になっている」



不安要素の1つを一瞬で解消しやがった……

こりゃ、 頼もしい。



「あ、ありがとう! えっと…… 」


長谷川(はせがわ、)だ」


「長谷川くんだね、 ありがとう助かるよ!」



一瞬戸惑った様子ではあったが、 席を立ちがっていた男はすぐに対応して見せた。



「改めて、 僕の能力は皆に教えておくよ! まだ不安な人も多いと思うし、 言いたくない人は自己紹介だけでいいから」



さっそくリーダーシップを発揮してやがるなコイツ



中谷晴矢(なかたにはるや)です! 僕の能力は強固な鎧(フルアーマー)、 即座に剣や盾、 鎧とかを装備できる! 」


教室からは拍手が溢れる。


何でコイツの能力はそんな戦闘向けなんだよ……

殺し合い(デスゲーム)なんて存在しなかったら使い道すらない能力だったろ……



「次は俺か〜 めっちゃ緊張する〜 えっ〜 宮城健(みやしろけん)っていいます。 能力は瞬足って言って〜 早く動けます! 宜しく! 」


お気楽3人組の2人が自己紹介を済ませる。

それに続くように、左から順に自己紹介が始まった。



次回もよろしくお願いします。

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