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2年B組の企み。

是非読んでみてください!

良ければブックマークや感想等も宜しくお願いします!


「私たちの狙いは何かわかるかな? 変態くん」


いつのまにか、 後輩とも呼ばれてないのだが!


「生徒全員とデートしてデレさせる!とかですか?」


心の中でツッコミを入れた後、突然のフリにも即座に答えてみせた。


「うん、変態だね」


「ちょ、 ベストアンサーじゃ!?」


「生徒全員って、 雲雀くんは…… いや、 全然良いと思うよ、 人それぞれだし、 うん」


鼻息が荒い様子の霧雨がなぜかフォローし始めた。


ん!? 何を言ってるんだ霧雨は……


──────!!!


ピキーンッと俺の脳裏に電気が走る。


「いや、 そう言う意味じゃねーよ! 誤解だ!」


「大丈夫だよ、 恥ずかしがらなくても、 そう言うの好きな人、 世の中には沢山いるし」


「霧雨さん…… これ以上のあだ名や噂が流失したら、 僕は自決するしかなくなるので勘弁してください……」


「安心して欲しい、 僕は人の性癖をベラベラ喋る人間じゃないからね!」


「はぁ…… 頼むぞ」


俺は誤解を解くことを諦めた。


この姿で言われるとスゲー腹立つんだが。


「同性愛でも私は良いと思うぜ、 変態くん!」


「 ────── 」


はい、 誰にも言わないも何も、 そう捉えられてた……


「辛すぎるので死にます」


「おいおい、 そんな冗談はいいんだよ、 話に戻るよ」


涙出てきたよ。


「『魔王を殺す』!!」


「 ──────── !!!」



宮森先輩の言葉に驚愕する。


「あんな幼女1人殺して、 解決する話なのかしら?」


月影が不服な様子で問いかける。


「そうだよ、 あの可愛らしい子を1人殺めるだけでこのゲームは終わるんだ」


「確か、 あの子は……神に依頼されたって」


「どうだろうね? 本当に神がいて、 私たちにデスゲーム(こんなこと)させるなら、 殺せばいい。 デスゲームを始めたのは魔王だし、 あの子は殺す」


宮森先輩の顔から笑顔が消えていた。


とても冷酷な感じがする。


まさに氷の女王って感じの印象だ。


出会った時から笑顔を絶やさない先輩を見ていたからだろう。


今の先輩は別に怖い顔をしてる訳でもない、 笑顔が消えただけ、 普通の顔。


スゲー美少女なのに


恐怖を感じる。


ゾッとするような憎悪を感じる。


「でも、 魔王をまだ殺せてないんでしょ? 幼女が強いのかしら?」


そんな恐怖感など全く感じさせない月影。


ニヤッとした表情で宮森先輩を煽るような仕草を見せる。


「そりゃビックリするほど強いよ!」


さっきとは打って変わっての笑顔で答える先輩。


さっきまでの笑顔だ。


めちゃめちゃ可愛い。


ドキがムネムネする。


「魔王と戦ったんですか?」


「ないよ」


霧雨からの質問にも普通に答える。


「なら、 なんで強いって分かるんですか?」


「先輩たちの教訓だよ」


「先輩?」


俺の頭上に?マークが浮かぶ。


「私が1年の時だけどね」


「 ─────── 」


命を落としていった先輩達のことだろう……


「去年の先輩達は魔王に殺されてるんだよ」


「 ──────!!! 」


「生きてたら、 3年B組だった先輩たち」


3年B組の在籍数は0名


魔王に殺された……


「別に私たちは君たち後輩くん達を勧誘してる訳じゃないけど、 こう言う考えを持った生徒もいるって事だけ知って欲しいんだよ」


「その企みは、 他のクラスも賛同してるのかしら?」


月影は真剣な表情で問いかける。


その回答次第で月影は魔王を殺す。って言う企みに加わる気だろう。


「残念ながら、 2年B組だけだよ」


「そう、 手助けする気は無いけど、 魔王を追い込んでいたら加勢してあげるわよ」


「それは頼もしいよ、 頼りにしてるよ後輩ちゃん!」


ぷいっと月影はソッポを向く。


あ…… 多分、 照れてるんだろうな……


さっきの仕返しに、 きっも。とか言った瞬間にはきっと……


うん、 怖いから言えない。


「これで全部だけど、 何か聞きたいことはあるかい?」


「あんたちは私達が外で戦ってる間、 どうするつもりなのかしら?」


「安心してくれよ、 ちゃんとここからサポートするつもりさ」


「そう、 なら早く私たちに触りなさいよ」


「もちろん!」


月影に言われ、 宮森は2人の肩にポンっと手を置いた。


(聞こえてるかい? 後輩ちゃん)


(やっほー 聞こえてる〜?)


(変態くん、 聞こえる〜?)


それぞれの頭の中に呼びかける。


「聞こえてるわよ」


月影が返答すると、 ぷっと宮森先輩が失笑した。


「いったでしょ、 声に出さなくても会話出来るって、 頭の中で私に話しかけてみて」


(今度あったら殺す)


(さっきと話が違うよ! 後輩ちゃん!)


(忘れたわよ)


(その時は、 変態くんに助けてもらうとするよ)


(は? 今ここで殺されたいのかしら?)


(それは勘弁だよ、ほんとに2人は仲がいいんだね)


(は? ありえない、 もう行くわ)


(そうだね、 頼んだよ)


(言われるまでもないわよ)


このやり取りは他の者には全く聞こえていない。


2人とも黙ったままだ……


頭の中で会話してるのか……?


この異能力(意思疎通)、 戦闘能力は無いが、 使い方次第で化ける異能力だ。


「さぁ、 行くわよ」


そう言い放ち、 月影は扉の外へ出ていった。


数秒遅れて、 俺と霧雨がその後を追った。



──── こうして、 殺し合い(デスゲーム)の幕が開かれた。

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