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小悪魔先輩からの情報

是非読んでみてください!

ブックマークや感想等も良ければ宜しくお願いします。

クマはヒョイっと机の上に飛び乗り、 テクテクと動き出した。


「これは……」


「これが僕の能力、『人形師(ドールマスター)』人形に自分の意思を乗せて自由に動かせるんだ」


「やっぱり、 1人じゃかったってことね」


「人形は数に入らないでしょ?」


完全に屁理屈だ。


「近くに本体が潜んでいるんじゃ!」


霧雨がキョロキョロと辺りを見回す。


「僕の体は今別の場所にある、 ここにはいないよ」


「ん……」


霧雨は探すのをやめた。


「外には3年が2人いる状態だ、 1人はずっと店の出口を見てる」


「そんだけ分かってるなら、 クラスメイト呼んでさっさと倒せばいいじゃない?」


「僕たちは今、 ここに戦力を集める程の時間も余力もない状況だ」


「じゃ、 明日からは2年を狙っていくわ」


「意地悪だな〜後輩ちゃんは」


「もう声の正体は分かったし、 つぎに進んでちょうだい」


「ほいほい、 君は変態君と違って扱いづらいよ」


やはり、宮森先輩は月影が少し苦手なようだ。


いや! 俺は扱いやすいのか!?


チョロいのか!?


てか、 自然と俺のことを変態って呼ぶのやめて!


変な名前を定着させないで!


「そうだな〜、 ①から順番に教えるとしよう」


「お願いします……」


俺はこの部屋に入って初めて喋った。


てか、 喋る余地がなかった。


「① 2.3年生の在籍数、まずは3年から…… 3年A組4名、B 組0名、C組17名」


「B組に生徒はいないんですか……?」


俺は聞き間違えではないかと思いながら、 聞き返す。


「いない、 全滅だよ」


聞き間違えではなかった。


入学時は25名のクラスだったはずだ。


多くの人が命を落としている。


こんな訳の分からない、 魔王のお遊びで……


煮えたぎるような怒りが湧き上がる。


幼女(あんな)姿をしているからって、 許されることではない。


「思ったより多いわね、 3年はもっと死んでると思ったわ」


「ぼ、僕もそう思いました」


月影や霧雨は少し俺と考えが違ったようだ。


「私達も頑張ってはいるんだけどね、 3年C組に関しては、 かなりやりづらくてね」


「どういうことかしら?」


「よく言えば、 リーダーを中心に凄く連携が取れてるって感じ、 私的に言えば卑怯な感じ」


「外にいる3年はC組の方だよね?」


霧雨がクマの人形に問いかける。


「あぁ、 C組の生徒だ」


「私に聞いてくれていいんだぜ、 後輩!」


「いや、 クマさんの方が外の状況も詳しいと思って……」


宮森はぷくっと頬を膨らませる。


あざといがスゲー可愛い……


「4人だけですが…… A組の生徒って……?」


霧雨は気を使ったのか、 今度は宮森先輩に質問をする。


八神秀人(やがみ ひでと)……」


俺はその名前を覚えていた。


今朝、 入学式で挨拶していたダラシない感じの人


「うちの生徒会長ですよね?」


「そうだよ、 実際に戦ってる所を見たことはないけど、 彼は相当強いって噂だよ」


話に尾ひれがついただけと思いたいが……


「じゃ、次は2年! A組14名、 B組9名、 C組11名」


「2年は予想通りって感じね」


「予想通りですね」


「ちなみに、 1年A組24名、 B組25名、 C組25名。 もう1人死んじゃったらしいね」


「 ────── 」


「初日から大変だよね」


「そう? 良いハンデだと思うけど」


「すごい自信だね、 自殺したって話だけど…… それって本当だと思う?」


宮森先輩とは初対面だったはずなのに、 俺が最英の生徒だと知っていた。


多分、 俺たちがA組であることも知っているだろう。


「その場に居なかったし、 知らないわよ」


月影は表情一つ変えずに平然と嘘をついた。


「それは残念だよ、 真相が知れると思ったのに」


「 ────── 」


空気がピリつく


「いいから、 次に進め宮森」


クマの人形(大野木)が話を立て直す。


大野木(おおのき)先輩も大変そうだな……


なんとなく同情心が芽生えた。


「じゃ、 気を取り直して次は②、 異能力の性質を説明するよ」


そう言い放つと、 話終わった①の項目に横線を引いた。


「異能力には大きく分けて2パターンあるんだよ、 1つは『身体系(しんたいけい)』自分の体に異能の力を宿して戦う者。

もう1つは『非身体系(ひしんたいけい)』異能の力を宿した武器や物を具現化させて戦う者」


なるほど、 俺や月影、霧雨は身体系の能力ってことになる。


あの時……


先生が堀内(ほりうち)を打った銃。


高橋咲(たかはし さき)が先生に貸した銃。


あれが、 非身体系の異能力……


「非身体系の異能力者は基本的に武器や物を持って攻撃してくる、 だからそれさえ壊せばなんとかなるけど……」


「けど?」


月影が首をかしげる。


「身体系はやっかいでね、 異能力を発動してるか分からない、 常に無意識で発動してる人もいれば、 好きなタイミングで使う人もいる」


なるほど…… 非身体系と違って異能力を使っているのか分かりづらい。


初日にこの情報を得たのは大きい


もう少し他クラスの情報が欲しかったが……



今回は、名前のみ登場した2人について簡単に紹介させていただきます!


【高橋咲】

1年A組

好きな食べ物はニンジン

趣味はサバゲー

【八神秀人】

最英学園生徒会長

3年A組

好きな食べ物は手作りオムライス

趣味は昼寝

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