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先輩との接触

是非読んでみてください!

ブックマーク等も良ければお願いします。

俺は1人、 お菓子売り場を徘徊していた。


意外かもしれないが、 料理には自信がある。


結構自信がある。


材料はすでにカゴの中。


後は、 お菓子でも買って買い物終了。


さっさと帰って飯作るか……


てか、 本当に俺が月影の分まで作るのか?


「とりあえず……」


「こんにちは! 後輩くん!」


「これでいっか……」


俺はうすしお味をカゴに入れた。


「ちょと! こんな美少女が話し掛けてるのに、 無視は酷くない?」


「2人もそろそろ買い終わったか頃か?」


「もしかして、 その2人の方が私より可愛いの?」


なんかうるせーな。


いちゃつきやがって…… 俺の近くで惚気てんじゃ……


俺の周りには誰もいない。


1人の女を除いて。


「え? もしかして…… 僕に話し掛けてます?」


「あなた以外にいないだろ? 後輩くん」


「 ──────!!」


その言葉にゾッと背筋が凍りついた。


普通なら先輩に呼び止められた後輩。


で、 話が住むことなのに……


この学校ではそんな訳にはいかない。


敵だ。


そうだ、 殺さなきゃ……


「そんな怯えなくてもいいって後輩くん!別に取って食べたりしないし」


「 ────── 」


何だこの人は……

だめだ、相手のペースに呑まれるな。


俺のペースに引き込むんだ。


陰キャの俺にはハードルが高すぎる。


だが、 話すしかない。


頑張れ俺!



「あなたは……?」


「私は宮森、 宮森柚子(みやもり ゆずこ)! えっと……」


雲雀琥太郎(ひばり こたろう)です」


「宜しくね! 後輩くん!」


「は、はい……」


結局、 名乗ったのに呼び方変わってねーじゃねーか!


てか、 まじまじと見たがこの人……


めっちゃ美人なんだがッ!


なぁぁ…… ずっと目を合わせずに下を向いていて気づかなかったが、 スゲー美人じゃねーか!



肩まで伸びる茶色の髪をした童顔巨乳

ビッチ系の美少女ギャルって感じの見た目だ。


言い方も変えれば、 小悪魔系美少女って感じ。


まぁ……小悪魔なら可愛いものだ、 俺は知っている。


名前は伏せるが、 悪魔系美少女の存在を……



「今、 お友達と買い物に来てるんでしょ?」


「 ─────! 」


「いや…… 驚かなくていいよ、 さっき君が言ってたから」


俺は羞恥に晒されて死にたくなった。


「先輩は1人で買い物ですか?」


「まぁ〜ね、 だから困ってるんだよね」


「…… 分かります、 沢山買ったら1人で持って帰るの大変ですよね」


「あ〜 そうじゃなくて、 外で3年が待ち伏せしててね」


「 ──────── !!! 」


最悪の状況だ……


外に3年生がいる!?

ここはFirst(ファースト) Region(レギオン)だぞ…… なぜ、 わざわざ自分の家から離れた場所に買い物に行く?


休日でもないのに、 こっちの方が都会って訳でもないだろうに……


先輩達が、 ここに来た理由は一つしかない。


俺たち1年を殺しに来たんだ。


だが、 目の前にいるこの人は襲ってくる気配がない。


普通に可愛いからずっと見てられる。


いや、 見てたい。


けど、 この人の能力や目的を俺は知らない。


情報が少なすぎる。


やはり、 1年はかなり不利だ。


けど、 文句も言えない。


先輩達だって1年の時は同じ状況だったんだから。


「あの…… なんで外に3年生が、 待ち伏せてるって分かるんですか?」


まずは落ち着け、 この人の異能力を探るんだ。


「あ〜 安心てよ、 別に君を罠にはめたりじゃないから、 分かったのは私のクラスメイトからの情報」


「クラスメイト…… 他にもまだ生徒が」


「いないって! 私1人で買い物に来たって言ったでしょ?」


「いや、 嘘つくなよ」


「 ──────!!」


なんだ今の声は?


俺の声じゃない、 先輩の声でもない。


男の声がした、 すぐ近くから声が聞こえた。


ちらちら人が歩く姿は見えるが、近くに人はいない。


「急に喋らないでって言ったじゃん、 真斗(まさと)


「宮森の話がくどいから」


「うるさいな〜 ちょっと意地悪な先輩って感じの方が受けもいいでしょ?」


「俺には意地悪な先輩じゃなくてウザい先輩に見えたが」


「あんた、 誰と会話してんだよ!」


声は聞こえるが、 姿が見えない。


まるでオナラじゃねーか。


「ちゃんと説明してやれ」


「分かってるって、 後輩くん、 少しいいかい?」


俺は返事をする前に少し考えた。


断っても外には3年がいる。

2年が攻撃して来ない保証もない。


まずは月影や霧雨と合流しなきゃ


「僕のクラスメイトも一緒じゃダメですか?」


その返事を聞き、 宮森もまた少し考える。


「もちろん良いわよ!」


数十秒遅れて返事が返ってきた。


「ありがとうございます」



「誰と話してんのよ? 変態」


「陰キャのこ、 琥太郎くんが……女の子とお喋りしてる!?」


そんな会話の中、 ちょうど2人がお菓子売り場にやって来た。



なぜだろう、 この姿の霧雨に言われるとものすごく腹が立つ。


「だから変態って呼び方やめてください……」


「へ〜 君は変態な後輩くんだったんだね」


「先輩もやめてください!」


「先輩?」


「変態、 この女は高校の先輩よね?」


「は、はい……」


「よくやったわ、 さっそく殺すわよ」


簡単なキャラ紹介をさせていただきます!


【雲雀琥太郎】

好きな食べ物はお茶漬け

趣味はアニメ視聴

異能力:不死身

【月影乙衣】

好きな食べ物は抹茶アイス

趣味はショッピング

異能力:身体強化

【霧雨薫】

好きな食べ物はブルーベリー

趣味は散歩

異能力:変身

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