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鬱くしい日々

作者: 千葉千愛

同じ空も

同じ雲も

同じ風も

きっと無いと思う


でも

凄く似ていたんじゃないかな


マンションから

寝転んで

見ていた空だけど


見えていたのは

古い家の

縁側から見た景色だった


通りを走る車の音が途切れた瞬間


大きな雲が小さな雲を飲み込んだ


私はあの雲に乗る


そう思ったのは

子供の私


何にでもなれたのに


そう思ったのは

今の私







※※※

窓を開けて空を見ていたら、一瞬車の音が止んで、子供の頃に戻った気がしました。田舎だったので、車の音が聞こえなかったんですよね。意外なきっかけで、記憶って蘇るものなのかもしれません。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 曇って近くで見ると動きが激しかったりしますよね。よく分かります! たまたま開いて見たのですが、とても綺麗な文章!情景も浮かびました。 [一言] 雨雲になる一歩手前の、あの雲が好きです。
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