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泉下の人

作者: 翠泉


 公園の緑色したフェンス

 錆びてボロボロになっていた

 見守るように沈んでいく太陽が

 東空から消える頃にあなたとさようなら


 少しずつ離れていってしまう

 街並みを見送りながら

 鮮やかな泡のような思い出色の詩が

 脱出速度で輝く頃にあなたとさようなら

 

 この先私たちが一つの星になって

 地球に光を届ける時がきたら

 深空天体の向こう側には

 きっとこの言葉たちが響いて


 軒下にできた水たまり

 飛び越えるようにあなたのことを

 見つけにいくから受け止めてよ

 私たちが星になれたのなら


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― 新着の感想 ―
地上の緑色のフェンスの描写から、沈みゆく太陽を追いかけるように鮮やかな泡のような思い出色の詩が脱出速度で輝く、という冒頭の二節が印象的です。 そして後半の「この先私たちが一つの星になって 地球に光を…
とても素敵な詩です。特に語感が良くて、思わず口走ってしまうような、メロディみたいな詩でとても好きです!!!
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