記録1
※注意
作者は始めて小説を書きます。
おそらく文章や表現が下手、おもしろくないなどいろいろとあると思いますが、
生暖かい目で見てやってください。
最初は日記形式で進んでいきます。
【日付 異世界2日目】
今日から自分を整理するために記録をつけようと思う。
先に昨日のことを書いておこうと思う。
(1日目)
昨日何故だかわからないが、朝起きると隣にクラスメイトの伊藤君が隣で寝ていた。
そればかりか場所がおかしかった。
そこはまるで生け贄の祭壇みたいな場所だった。
それからいろいろあって巫女さんっぽい人に召喚されたこと、
魔法があること、魔王を倒してほしいこと、などを聞いた。
とりあえず昨日は魔力と魔法の適正を見てもらった。
結果は俺の魔力は3万、属性の適正は水と闇。
ちなみに伊藤君の魔力は21万、属性の適正は火、水、土、風、光の闇以外全部だ。
普通の魔法使いの魔力の平均は500程で、
魔法使いの部隊の隊長クラスになるとだいたい4000~5000くらいらしい。
適正は普通、火、水、土、風などの基本4種と光、闇の上位2種の中のどれか1つになるらしい。
この辺はまた今度別にまとめておこうと思う。
普通よりは大分いいのだが、伊藤君と自分の差に全俺が泣いた。
魔力などの検査は王様や大臣、軍関係の人の前でやったのだが、
伊藤君の結果を見てすごく驚いていた。
そのあと俺の結果を見て少し残念な顔をした。
とりあえず伊藤君が勇者のような扱いを受けていた。
伊藤君は元の世界では良くも悪くも普通で、
容姿は日本人そのもので身長が少し高いくらい、運動神経も勉強もだいたい中間ぐらいだったと思う。
まぁ俺も同じようなものだけど。
検査が終わったあとは伊藤君は巫女さんに、俺は兵士に部屋まで案内してもらった。
そのあと疲れから昨日はすぐに寝た。
(2日目)
朝、昨日案内してくれた兵士が起こしに来てくれた。
運んできてもらった朝ごはんをさっさと食べて、兵士についていった。
部屋の前につくと兵士はさっさとどっかに行ってしまった。
着いた部屋には伊藤君と昨日の巫女さん、あと知らない人が3人居た。
赤く短い髪の活発そうな女の子、緑色の長い髪でおっとりした感じの女性。
金髪でツインテールの少女。
ちなみに巫女さんは黒髪で長髪だ。
長い机の奥に伊藤君と巫女さんが並んで座っていて、左側の伊藤君に近いほうに金髪の子。
右側の巫女さんに近いほうに緑色の髪の女性。そしてその隣に赤髪の子が座っていた。
結局自己紹介もされぬまま会議は進み、30日間で伊藤君を鍛えてその後旅立つらしいことが決まった。
おそらくここにいるメンバーで魔王の討伐に行くのだろう。
その間俺は端っこのほうで空気のようにずっと立ったままで居た。
会議が終わったあとこのまま魔王討伐に行くと死にそうなので、
魔法をおぼえることにした。
しかし誰に教えてもらえばいいかわからなかったので、図書館に魔法の本を
探しに行った。
「わかりすぎる魔法の本」のシリーズ(基本の初級、中級、上級と応用の初級、中級、上級)
の全6冊と「みんなで知ろう魔法の作り方」の上下巻の2冊、合計8冊を借りた。
どこの世界の参考書もこんな感じなのだろうか?
昼ごろから部屋で魔法の勉強をした。
基本の初級を読むと、魔法を発動するには方法がいくつかあることが分かった。
その方法は以下の通りだ。
・自分の心の中で魔法陣を描き、それに魔力を通して発動
・紙などに魔法陣を描いて、それに魔力を通して発動
(1つの魔法陣ごとに一回しか使えない)
・杖などを用い空中または地面などに魔法陣を描き、それに魔力を通して発動
(特殊な杖が必要)
以上の3つが基本の発動方法だ。
上から順番にセルフモーション、ペーパーモーション、スティックモーション
と呼ぶらしい。結構そのままだ。
それ以外にトークモーション、スクエアモーションなど複数人で発動するものがある。
やろうと思えば一人でできる人も居るらしいが・・・。
トークとスクエアについても別にまとめておこう。
魔法を発動するまでに自分の魔力を感じなければいけない。
うまい人で10日ほどかかる。と書いてあったのですこし絶望を感じたが、
才能があるのか2時間ほどで感じられた。
そのあと早速魔法を発動させようと思い、セルフで試したのだがうまくいかなかった。
そのまま夜まで魔法を試していた。
結局お昼ごはんはもらえなかった。
魔法の練習をやめて本を読んでいたら兵士が夜ご飯を持ってきてくれた。
ペーパーも試したかったのでそのことを伝え、紙を持ってきてくれるか頼むとすぐに持って来てくれた。
書くものを頼むのを忘れていたが、その兵士はペンとインクも一緒に持って来てくれた。
何時までも兵士と呼んでいるのもあれなので名前を聞いた。
名前はエリックというらしく、軍に入ってまだ1年も経っていないらしい。
そのあといろいろ話をした。内容は俺の世話を頼まれたとか、俺の居た世界の事、この世界の事などの話をした。
どうやら伊藤君の世話はあの巫女さん(エイミィさん)がしているらしい。
この大陸には3つの大国と6つの小国に分かれていて、その全ての国がここ30年ほど魔物に悩まされているらしい。
魔王が復活したのではないかという噂が広がり、魔王を見たというものも出だしたという。
そしてとうとうこの国が動き出し、過去に勇者を召喚したという魔法陣を使って俺たちを召喚したということだ。
とりあえず魔王を見たやつらはよく帰ってこれたな。魔王云々は少し胡散臭い。
エリックが出て行ったあとしばらく魔法の練習をした。ペーパーで試していると5枚目で発動できた。
初めて魔法が発動した時の感動はすごかった。この感動を忘れずに日々努力を積み重ねようと思う。
水の特徴は補助や治癒で、闇の特徴は破壊や侵食なので、とりあえずしばらくは身を守るために水を練習しようと思う。