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ギルド対戦へ向けての準備

俺が死んだ頃の日本では、『運動会ではみんなが一等賞!』みたいな訳の分からないものが多くなっていた。

ゴールはみんな一緒に手を繋いで。

競争はさせない。

子供には成長速度もあるから『差別を失くす為に順位を付けない』ってのも全く分からない訳では無い。

でも成長速度が違うのは個性であるから仕方がない訳だし、今の教育体制でそんな事をするのもおかしく感じる。

成長速度が違うのは体だけじゃない。

頭の方だって同じなのだ。

頭の成長が早い人に合わせて皆同じ教育をさせると、遅れている人はずっと遅れて馬鹿扱いされる事になる。

だったら成長に合わせて学年を決めればどうかという話にもなるかもしれない。

でもそんな事をしたら逆に遅れている人が目立つ訳で、きっと『差別だ』と批判される事になるのだろう。

どっちにしても同じという訳だ。

違う人間どうしたって差は生まれる訳で、だったら競争を失くした所で意味はない。

それよりも積極的に競争した方が、負けた側も得られるものはあると思うんだよね。

強者から学ぶ為にも、思いっきり競争して負けるのも良いはずなのだ。

上にいる者が、下にいる者を引き上げる効果は確かにあるのだから。


朝起きると、奇乃子が眠そうな目で俺の所にやってきた。

「とうとうできたのだ。俺の武器なのだ」

そう言って奇乃子が俺に渡してきた物は『鞭』だった。

鞭と言っても『ベラの鞭』のような形状とは違う。

競馬の騎手が使っているようなヤツだ。

使い慣れたワンドに近い形が良いと判断したか。

俺は神眼で鑑定してみた。

どうやら振ると電撃を放てるようで、鞭型のテーザー銃のような感じか。

電撃の威力は使用者の魔力に依存するけれど、射程距離はかなり長い。

当然鞭として攻撃しても電撃が可能で、しかもこの鞭は打撃武器と言うよりは斬る武器に近い施しがされていた。

これなら単独で戦っても、奇乃子のパワーがあれば威力を発揮するだろう。

ボスと一緒に戦った場合、麻痺効果でサポートする事も可能だ。

なるほど、兄ちゃんを立てる妹って感じか。

或いは旦那を立てる奥さんってイメージではないんだけれど、一応そういう関係なのかもしれない。

「いい武器だ。名前はテーザー銃と名付けよう!」

「テーザー‥‥。何でもいいのだ。とにかく俺は眠いから今から寝るのだ‥‥」

奇乃子はそう言って部屋へと戻っていった。

徹夜したんだな。

武器の構想ができて、居ても立ってもいられなかったんだろう。

そうなるとどうせ眠れないから作るしかない訳だ。

今日は奇乃子のレベル上げに付き合うつもりだったけれど、どうやらそれは無理そうだな。

だったらギルドメンバーが何やらやるみたいだし、それを見学でもするか。

そんな訳で俺は、ギルド砦内の広い部屋へとやってきた。

そこには狛里と想香も既にやってきていた。

「おはようなの‥‥」

「おうおはよう!」

「おはようございます。今日は何やら模擬戦をやるみたいなのです。二チームに別れて対戦するみたいですね」

対戦の訓練、という訳ではなさそうか。

メンバーの力を把握する為だな。

ちなみに俺たちは、ギルド戦で連携はしないので除外されている。

残のメンバーがどう戦うのか。

部隊としていくつかに分けるのか。

それを決める為の模擬戦のようだった。

「じゃあみんな行くぞ!一応武器は木製に限定しているし魔法も基礎魔法のみとしているが、死んだら死んだ者の責任だ。レベルが下がっても恨みっこ無しだぞ」

本気でやれって事か。

とは言えレベルが壱でも下がるのは辛いだろう。

少しだけ手を貸してやるか。

「じゃあ戦闘不能になった奴らは除外って事で、俺が助けてやってもいいか?」

「ん?回復系の魔法か何かを持ってんのか?」

「まあな。一応蘇生も可能だ」

「蘇生が使えるのか!?それは助かる。うちには一人しか使える奴がいなくてな。じゃあお願いするわ」

なるほど、一人戦闘に参加していないメニーって子がそうなのだろう。

後は男性四人、女性五人のチームでの対戦だ。

「では始めっぞ!スタートだ!」

戦いがスタートした。

一応両陣営の大将が殺られると負けになるから、両者後方支援に回っている。

一方はボスが大将、もう一方はギョルキューが大将をしていた。

確かギョルキューはこのギルドの副団長だったかな。

ボスよりも統率力がある印象の魔術師だ。

地属性魔法が得意に見える。

シャーリーは前線で戦う盗賊か。

スピード重視で戦い方も上手い。

ヨンキューは荒削りな動きだけれど、ボス以外では一番パワーがあって強い印象。

ジャマは僧侶だけど、魔法よりもメイスで戦う系か。

回復しながらのゾンビ戦法が得意なタイプ。

ゲッツは戦士でバランスタイプ。特に特徴はないけれどイケメンだな。

マーチは無茶をするタイプに見えるが、若さゆえか。

こいつも戦士。

ルペンも僧侶だけれど、こいつも割とメイスで戦っている。

次からは女性。

コネコは武道家で、ヒットアンドアウェイが得意。

チーママは目立たずに戦う盗賊。

イカサマは僧侶で、後方から『祝福』の魔法をかけまくっている。

特にラックに偏っているようだけれど、割と効果は発揮されていた。

ズイマーは召喚師で可愛い動物系モンスターを召喚して戦っている。

このギルドのアイドル的存在のようにも感じるな。

サイコは戦士でかなり能力が高い。

割と統率能力もありそう。

モニーはかなりパワーとスピードを兼ね備えた戦士だ。

戦い方が少し下手だけれど、ハマった時の強さはピカイチに見える。

ミポリンは僧侶で、蘇生以外なら何でもできる感じで能力は高い。

スズメヤも戦士。

目立たないけれど堅実な戦い方。

ハラリンは魔術師ね。

水属性の魔法が得意だから、もうすぐ癒やしの水の蘇生魔法が使えるようになるのではないだろうか。

コユキはフィールドを支配する吟遊詩人。

歌を歌って全員にバフを付けている。

そして蘇生のできるメミーは治癒術師。

あらゆる回復を使いこなす。

この中でやはり一番目立っているのはヨンキューか。

この強さは本物だ。

後はモニーが今後化ける可能性が高い。

まあでもみんなしっかりと役割をこなしているし、メンバーは厳選されていると思えるな。

ボスの人選は間違いではないと言えるだろう。

戦いは結局ボスチームが勝利した。

死者も何人か出たけれど、全て蘇生して救えていた。

しかし力ではボスが抜きん出ているから、ボスチームが楽勝かと思ったらそうでもなかった。

実際に競いあうと、弱い側も弱いなりに強くあろうとする。

こうやって競う事で強くなっているように思う。

魔力レベルには現れないけれど、実際ほとんどが強くなっているのではないだろうか。

実戦ではおそらく直ぐにレベルが上がるだろう。

「どうだった?」

模擬戦の後ボスにそう尋ねられた。

「こういう模擬戦はみんなが成長できるからいいな。それぞれの個性を活かして行ければ、きっと他のギルドにも勝てるだろう」

ぶっちゃけ敵を知らない今、勝てるかどうかなんて分からない。

でも頑張れば勝てると思っている方がきっと人は強くなる。

俺が勝てると思ったんだから別に嘘は言っていないし、そう思わせておいていいよな。

「そうか。でもまだまだ全員レベル上げが必要だ。フナムッシーの魔石も集めねぇと駄目だしな」

レベル上げは俺が手伝えばかなり楽に上げられるのだろう。

でも俺が手伝うのは奇乃子と、後は少しだけボスくらいか。

後はみんなが砦から出払う時の守りをするだけ。

俺は砦を出る時は密かに部屋に小さい分身を残している。

強くなるのは良いけれど、砦を奪われちゃ取り返すのも面倒だからね。


さて午後になると奇乃子が起きてきた。

まだ少し眠気は残っているようだけれど、早速レベル上げをさせる事にした。

レベル上げに最も向いているのは、『カオスの渓谷』というマップに住む『バイソーン』と言うモンスターを倒す事。

ミノタウロスの上位種とされている。

普通この第一大陸にいる冒険者レベルなら、バイソーンの一撃で間違いなく死ぬ。

その代わり倒せた時の経験値は高い。

あくまでゲームでの話だけれど、おそらくこの世界でもそのようになっているだろう。

「奴だけには手を出したら駄目だと言われているのだ。俺に倒せる訳ないのだ」

「いや奇乃子、お前は今自分の魔力レベルを理解しているのか?バイソーンよりも上なんだぞ?」

「なんと!そうだったのだ。正直感覚がまだ付いて行けてないのだ」

という訳で、まずは奇乃子一人に相手させる事にした。

「よし、距離を取って遠距離からテーザー銃を試すのだ!」

奇乃子はバイソーンからある程度距離をとり、ミドルレンジ攻撃を繰り返すつもりのようだ。

しかし次の瞬間、バイソーンの一瞬の高速移動によって距離を詰められ、アッサリと殺られてしまった。

「まったく‥‥想香は蘇生、狛里はバイソーンが近づいてこないように見ていてくれ」

「オッケーボス!」

「分かったの‥‥見てるの‥‥ジー‥‥」

いやそうじゃないんだけどさ。

でも狛里にそんな風に見られていたら、バイソーンも動けないようだった。

狛里の恐ろしさは、魔力が見えなくても分かるんだな。

想香は直ぐに奇乃子を蘇生させた。

「一瞬にして殺られたのだ。凄いスピードだったのだ」

「一度死んで分かっただろ?次はあの移動も警戒して戦え」

「分かったのだ」

再び奇乃子はバイソーンと対峙した。

今度は更に距離をとり、テーザー銃の射程ギリギリで戦う。

バイソーンも近づけず、何もできない様子だった。

この調子で戦えばいずれ奇乃子が勝てるだろう。

だけれどコレじゃ時間がかかりすぎる。

「奇乃子!近距離で戦え!お前の本来の強さは近接戦だ!バイソーンのパンチだってお前なら受け止められる」

俺も適当な事を言っているな。

とは言え奇乃子はドワーフだ。

本来なら近接戦闘に向いているはず。

「ちょっと怖いのだ!」

「大丈夫大丈夫!何度だって生き返る事はできる!」

「バイソーンのパンチは痛いのだ!」

「だからパンチを止めればいいだけなんだよ」

全く、痛いくらいなんだってんだ。

生き返れるんだから猫蓮のように戦えないものかねぇ‥‥。

いやアレは異常だったな。

俺も痛いの嫌だし。

ちなみに猫蓮というのは、イスカンデルに居た頃一緒に旅をしたチートの異世界人だ。

死んでも死んでも痛みに耐えて何度でも立ち向かう奴だった。

まあドエムだったんだろうと思うけれどね。

奇乃子は決心して距離を一気に詰めていった。

これでバイソーンの高速移動は封じられる。

後はまともに攻撃を食らわないで叩ければ勝てるぞ!

なんて思った瞬間、奇乃子はテーザー銃でアッサリとバイソーンの首を切断していた。

「なんなのだ!?アッサリと倒してしまったのだ!」

倒してビックリしているのかよ。

そう言えば似たような喋りをする奴が同じように驚いていた事があったな。

「よしその調子だ!今は奇乃子の方が強い!ドンドン接近して斬りまくれ!」

「分かったのだ!」

そこから奇乃子の動きは更に良くなって、敵がバイソーンだと忘れるくらいに戦っていた。

尤も忘れてしまったら駄目な訳で、それから何度か死んでいたけれどね。

それでもレベル上げは順調に進み、後半は狛里や想香も手伝って、暗くなる頃にはレベルが百五十まで上がっていた。

「そろそろ終わりかな。これ以上モンスターを狩っても、第一大陸じゃレベルが上がらないだろう。後は鍛冶をして頑張れ」

「疲れたのだ。でも今までよりも疲れてないのだ」

そりゃ魔力をあまり使わないで戦えているからな。

魔力レベルが十四くらい上がれば魔力は倍になる。

つまり昨日よりも倍近く、今日だけで強くなった訳だ。

こういった異世界ではだいたい決まっているんだよね。

そして魔力レベルは倍々で上がらなくなってゆく。

今日と同じだけバイソーンを倒しても、明日レベルが壱上がるかどうか分からない。

第一大陸ではだいたい此処が限界点という事だ。

これ以上はイベントボスを倒す必要があるけれど、アレは一人で倒すようなものでもないし、奇乃子のレベル上げはこれで終了。

次は砦の強化だな。

俺たちは一旦砦に戻って体を休めた。

当然飯は狂ったように食べてからね。


次の日は朝から、マップ『虫の磯』にある狩り場でフナムッシーを狩りまくっていた。

フナムッシーは二十センチくらいの虫モンスターで、とにかく動きが疾い。

だから物理攻撃で狩るのは正直面倒な相手だ。

それでも奇乃子は動きに付いて行けているし、これだけやれるなら問題はないだろう。

「奇乃子、物理攻撃はもういい!速い相手にも対応できてるし、後は楽をしよう。魔法で一気に叩くんだ!」

「おお!久しぶりの魔法なのだ!やってやるのだ!ファイヤーエンブレム!」

奇乃子は嬉しそうに魔法を放った。

好きこそ物の上手なれって云うけれど、割と好きで魔法使いをやっていたんだな。

まあ魔法に憧れるドワーフは多いかもしれない。

飛べない人間が鳥に憧れるように。

「ってええっ!?なんなのだこの威力は?おかしいのだ!」

奇乃子が普通に放った炎の鷹は、今までと比べ物にならないくらいにデカかった。

当然フナムッシーどころか辺り一体を焼き尽くしていた。

海だというのになんて炎の威力だ。

倒したフナムッシーの魔石も、海の中へと落ちていった。

まったく、ドロップアイテムの自動回収機能は何故か第二大陸からなんだよなぁ。

何故かっていうか、ゲームでそういう仕様だったからそうなっているんだけれどさ。

海に落ちたヤツは神通力で回収するか。

俺はそう思って海の中を探った。

すると魔石が思っていた以上に多い事が分かった。

これはラッキーだ。

おそらく磯での狩りだから、今まで狩りに来た者たちが回収できなかった魔石が多く残っているのだろう。

ドロップした物は、一刻回収がなければ持ち主が不在となる。

そういうのは他人が貰っても良い事になっていた。

俺はまとめて回収した。

こりゃ今日の仕事は楽に終わりそうだ。

「奇乃子、ドンドン撃っていいぞ!フナムッシーを狩り尽くせ!」

「わ、分かったのだ!でもこの辺りの地形が崩壊するのだ?!」

「大丈夫だ。必要ならどうせ直ぐに戻る」

知らないけどねw

ゲームなら地形は崩れないし、崩れる仕様のタイトルでも戻る事になっている。

この世界はどうなるのか知らないけれど、フナムッシーが狩れなくなると冒険者が困るから、きっとその辺り上手く調整されているはずだ。

そんな訳で奇乃子が地形ごとフナムッシーを倒し、ドロップした魔石を俺たちが回収しまくった。

昼には目標の二万千六百個の倍を超える数が集まっていた。

これで砦も六時間は確実にノーガードで耐えられるだろう。

俺たちは直ぐに集めた魔石を持って、砦強化に戻った。


砦の奪い合いは、砦の最上階にあるクリスタルを割る事で持ち主が変わる。

持ち主が変わってから六時間は、砦の所有権を変更する事ができない。

砦の奪い合いに複数のギルドが()ち合う場合は、最初にクリスタルに一撃を入れた者、或いはギルドに優先権がある。

優先権は五分間攻撃が行われなかった場合消滅する。

クリスタルの耐久度は、砦の防御力によって決まる。

それはフナムッシーの魔石によって上げる事ができる。

第一大陸の砦の話にはなるけれど、おおよそ魔力百五十くらいまでの攻撃では壱しかダメージを与えられる事ができず、防御力二万の砦であれば二万回の攻撃で破壊が可能となる。

それ以上の攻撃であれば、その威力に応じたダメージが与えられる。

ただし攻撃は一秒間に一回しか行えず、弱すぎる攻撃は無効となる。

フナムッシーを倒せるくらいの攻撃力は求められたかと思う。

それ以外にルールは無く、後は基本的に何をしても問題はない。

つまり砦の防御力をフナムッシーの魔石で二万千六百まで上げておけば、おおよそ六時間は落とされない訳だ。

六時間以上落とされなければ、死んだギルドメンバーが生き返り、再び防衛戦に参加できる。

だから六時間以上落ちない砦となれば、奪うのが大変となる。

俺は欲望ズギルド砦の防御力を、マックス三万まで上げておいた。

軽く他のギルドメンバーの情報を見させてもらったけれど、多少二ダメージ与えられるような使い手もいるからね。

さてこれで砦の準備はできた。

残るは最後の仕上げだな。


そんな訳で俺と妖女隊はこの後、夕方までボスのレベル上げに付き合った。

奇乃子と同じようにバイソーン狩りをさせてみたけれど、流石にレベルが違い過ぎた。

仕方がないので狛里や想香が弱らせて、それにトドメを刺す形でレベルを上げてもらった。

マーストンファーの威力のお陰で、トドメは簡単に刺す事ができた。

やっぱりこの武器、こんなレベルで使って良いものじゃないな。

おそらく第四大陸か第五大陸で手に入れたものだろう。

ボスは圧倒的レベル以上の攻撃力を手にしていた。

次の日の午前中もボスのレベル上げは続き、昼前には単独でバイソーンを倒せるようになっていた。

「この辺りでいいだろう。これ以上やってもレベル上げ効率は悪いからな」

「ふー‥‥。まさかこの短期間で此処までレベルが上げれるとはな。信じらんねぇぜ」

「これでやれる事はやった。それじゃ今日夕方、そろそろ砦攻略に移るぞ」

「えっ?マジかよ‥‥」

ようやく第二大陸に向けて動き出す時が来たな。

勝利を掴めるかどうかはボスたちギルドメンバー次第。

奇乃子とボスがいれば勝てる可能性は十分にある。

俺たちがそのお膳立てをしてやるよ。

そんな訳で今日の夕方、俺たちの戦いが始まるのだった。



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