全ては魔法陣から始まった
まずは真面目に自己紹介。俺は田中ゆうきである。ただの17歳だったのであった。なぜ過去形か。それはある理由がある。ある日のことである。転校生がやってきた。女である。名前を夕山るしあというが、その女子生徒のせいである。何気なく日々を過ごしていた俺にとっては取るに足らない話題の一つであると思われた。しかしその日の帰り道のことである。俺は家についた。ついた後は俺はのんびりしていた。その後。暇だったのでふとなんとなく窓をのぞいた。きれいな夕焼けであった。その時家の前を偶然夕山るしあが歩いていった。今日も何気なく一日が過ぎた。ちなみに親は単身赴任で両親とも共働きである。故に自炊が主である。そして夕ご飯の買い出しに出かけていったその帰り道、公園に夕山るしあがいるのを見かけた。こんなところで何をやっているのかと思った次の瞬間夕山るしあの目の前に魔法陣が現れた。俺はえっ?と思ったが夢ではなかった。俺は思わず買い物の荷物を落としてしまった。それに気づいたであろう夕山るしあは俺に対して向かってきて放った言葉は、見たわね、であった。見たといえば見たが、一体何がどうなっているのか状況がよく飲み込めなかった。夕山るしあは今のは見ての通り魔法陣、といった。実は私はこの世界と異世界を行き来しているの。と。俺はわけがわからなかったなにせいきなり魔法陣である。まぁ普通ならパニックだよなと。夕山るしあは続けてこういった。これは秘密ね。言ったら私の属する組織からの報復が待っているわよとも答えた。俺はこれはまずい展開だなと思いつつ、しかし現実を受け入れることにした。とはいってもリアル魔法陣、、、初めて見たので正直驚きである。彼女はまた、私は只者じゃないとも言っていた。憶測だが何か目的があって転校してきたのでは?と思った。
強いて言うならあなた今後は私としばらく関わってもらうわと言ってきた。また夕山るしあは秘密を知ったからには秘密を共有してもらうとも言ってきた。それはしばらく関わってもらうどころかずっとだなと俺は思った。とりあえず俺は何も言えなかった。ことが事なので仕方がないとも言える。夕山るしあは何者だろうか?俺の脳裏に疑問が湧いた。すると夕山るしあはこう答えた。私はここにあることを調査しにきてるの。あることを調べるために。夕山るしあが何者かはわからないが、一つ言えることは俺は夕山るしあの決定的な秘密を知った状態で家路へついた。その作った夜ご飯を食べながら思ったことはあの魔法陣は本物なんだなということである。続きます