入院生活最終日〜退院〜
相変わらずあまり眠れなかった入院生活最後の朝。
朝一の血液検査を終えほっと一息。
やっと入院生活最後の血液検査が終わり、針を刺される事からの開放感が嬉しい!
そして朝食を食べ終わり、後は結果を待つだけ。
何だか何時もより長く感じる朝で、検査結果がいつかいつかと待ち遠しい。
その間に何時もの体温と血圧検査をし、体温は問題なしの血圧も正常。
看護師さんとの会話もこれが最後かな。
「今日は退院やったかな」
「検査結果次第で退院ですね」
「先生来てくれるんかなぁ?」
「昨日の診察では手術室で結果見て連絡しますって話ししてましたよ」
「そっか、⋯⋯時間的に、そうかな?」
そんな会話をしつつ雑談を交わしてたら「あっ、先生来てくれたわ」って!
何だかちょっと嬉しい。
医師は強面で癖があるけど、何気に優しいのよね。
それに、ちゃんと診てくれるし説明丁寧で、まぁ若干抜けるとこあるけどね。
「何?」
「丁度医師の事話ししてたんですよ」
「此処に盗聴器あるからね」
「怖いですよ!」
私は思わずツッコミを入れつつ「お腹見せて」と言われたので横になると、医師は私の服を捲ってお腹の傷の確認をするんだけど、看護師さんが丁度窓際に立ってたから「光ほしいからそこどいて」って言い看護師さんが私の頭側に移動する。
医師は私のお腹の傷を確認するんだけど「マリリン・モンローみたいなお腹やな」って⋯⋯
どういう意味よ?
心の中ではなく声を出してそう突っ込んじゃったけどね。
看護師さんもめっちゃ笑ってるし。
そしたら何を思ったか「僕の毛は薄くなっていくけど⋯⋯」って。
もうそのネタほんとやめてー!
何回言うねん!
看護師さんもまた笑ってるし私も笑ってしまったけどさ「笑い過ぎや」って私を見て医師言うけど、それは医師が悪いと思う。
「反応に困りますよ」
無難にそう返しておいた。
お腹の方は問題ないみたいで、そこからは真面目なお話。
「血液検査の結果やけど、問題は無いので一応退院できます。だけど、肝機能の数値が手術前よりも上がっているので、次の診察の時に血液検査します。家に帰っても熱はこまめに測って熱が37.5以上出れば直ぐに病院に電話してください。出来れば8時から17時。あまりに高ければ夜中でも電話してください。そしたら次の日来てとか指示しますので、熱だけしっかりと管理しといて下さい」
そう真面目にお話しされ、私は医師に改めてお礼を伝えて医師は去っていった。
最後にちゃんと診てもらえてよかった。
「退院決まって良かったですね」
「皆さんにはお世話になりありがとうございました」
「何時に迎えに来てくれるんかな?」
「多分、十一時過ぎとか半くらいかと思います」
「そしたら事務の人がここまで書類持ってきてくれるからそれまではゆっくりしてね」
「はい、ありがとうございます」
退院決まったー!
時間はまだまだあるのでゆっくりしてからお片付けしようと思ったら、お隣さんから「退院決まっておめでとう」とお祝いの言葉をいただいたので「ありがとうございます」と返礼する。
そこからは、手術の事で聞かれたから話をして、だけどお隣さんも手術の準備が始まるから私は私で荷物を纏める。
それでもまだ時間あるからまったりしながらスマホをポチポチ⋯⋯
十一時過ぎに書類が届き確認後「荷物多いからお運びしますね」と、言ってくれたので「お願いします」と一人じゃ運べないし重いもの持ったら駄目なのであっさりとお願いをして母にもパントリーまで入館受付して来てもらう。
お隣さんにもちゃんと挨拶をして退院!
ナースステーション前でも立ち止まって挨拶。
「お世話になりました。ありがとうございます」
そうお礼を伝え、エントランスに下りる。
久々のお外だー! と変な感じやわ。
お支払いを済ませて診断書の事で確認したあとにいざ外の世界へ。
大げさな感じするけどすっごく久々で変な感じなのよ。
だけど車の振動は苦痛以外の何物でもない。
痛いのよ。
お腹に響いてね。
痛みに耐えながら車の中で母とお話し。
「結局私の手術何時に入って何時に出てきたん?」
「こっちに会いに来たのが十時十分位だったから半から始まったんかな? で部屋に戻ってきたのが十七時頃やから、手術してたんは約六時間位?」
「何個筋腫取れてたん?」
「全部で四つやけど、写真見てないん?」
「先生後で見せてくれるって言ってたけどまだ見てない」
「大きいのは中で切り刻んで取り出してたから元はどれくらいの大きさがわからんけど一塊にされてたわ」
「そうなんやー。まぁそんなふうに先生最初説明してたけど」
話をしてると無事帰宅。
自室が二階にあるんだけど、階段しんどすぎる!
登るのも降りるのも辛い。
こんな階段ってお腹に負担かかるのかと初めて知ったよ。
元気なうちに荷物の整理して休憩。
退院祝いにサーティーワンでアイス買ってきてくれたので後で食べよう。
けど、甘いものは程々にしないと、肝機能で引っかかってるし、次の診察では血液検査もあるので食べるのほどほどにしないと全部検査に出ちゃうからね。
もうせっかく帰って来たし甘えてゆっくりしよう。
こんな感じで私の入院生活は終わりました。
去年七月の検査で引っかかってから今日まで凄く長かったわ。
長かったけど終わればあっという間だったのかな。
その期間はやっぱり気分的にそわそわしてたし、薬物療法が一番辛くて、これが本当にしんどくて精神的に良くなかった。
更年期障害の怖さを思い知ったわ。
大きな治療は終わったけど、次の診察では現在の筋腫の残り具合とかこれからの検査とか色々確認必要だし、また数年後には切らないとって言われてるのが嫌すぎる。
予防策もないしね。
体質なのかな。
あまり成長しないことを祈るしかない。
なんせ予防策もなにもないからね。
何はともあれ後は自宅でのんびりの療養生活の始まり。
療養中は規則正しい生活を心掛けよう。
仕事始まったら無理だろうからそれも今のうち。
療養生活何しようかな、そう考えながら引きこもりという名の一ヶ月半の療養生活が始まった。
ご覧頂きありがとうございます。
あっという間の入院生活でした。
コロナ禍の入院生活が大変だと思い知ったけれど、洗濯も自分でする事で、いい運動になったからこれはこれで良かったのかもと、これもいい経験になりました。
いい経験だけど、健康でいることが一番です。
何か違和感あれば診てもらうべきだと思います。
何もなければ安心できるので、我慢は体にも精神的にも悪い事なので、それを無くす意味も込めて。
皆様も気を付けてくださいね。