16話-1
僕らはコロニー内のドックに来ていた
なんとか、跳躍してきたブッグネルは全機撃墜したらしい
また、跳躍してくる可能性もあるが
装置のコストから考えて
あれ以上空間跳躍装置が積み込まれたPSを出し惜しんでいる可能性は低い
『これは……』
「……アリセウス…
『ALICE』搭載…試作型PS…
こんなところに」
「アルセ…さん?」
『…僕は……』
「……アルセ……"君"…」
リン=イッキーに今の僕の状況は説明していた
そして、アリセウスの事も説明を受けた
「…ウェンリィ…無事…かな…?」
『…ウェンリィ…?』
「…思い出した?アルセ?」
『…頭に引っ掛かってる…でも……』
「………」
「…アルセ…君…」
『はい…?』
「…強制はしない
でも、アリセウスを使えるのは…貴方だけ…なんです」
『………分かってます
…乗り…ます…』
「アルセ君…」
「…私も乗ります」
「え…」
『アリス…?』
「…本当は…これはアルセと私が乗るものだった…だから…」
『けど…僕は…君を戦場には…』
「…リンさんならいいの?」
『え……?』
「だ、だけど、貴女は一般人なんですよ?
私は…これでも自警団の…」
「……システム『ALICE』は…私とアルセじゃないとその機能を百パーセント引き出せません
それに…リンさん怪我してるでしょ?」
「え…?」
リンの右腕には赤い染みがあった
『…わかった
行こう、アリス』




