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15話-3
例え、友人が死のうが
一機程度PSが撃墜されようが
戦いは終わらない
(く…逃げないと……
逃げる…?
違う……?
…僕は…?)
-ドガンッ-
「ま、また…!!」
コンクリートの塊が落下してきた
今度は大きい…
いや、大きすぎる
逃げれない
(………ニゲル?
………違うッ!!)
僕はとっさに自分の懐に腕を突っ込んだ
-カツン-
(…よし!)
僕は強がりに見える笑みを作って見せた
「…あ…有青…」
レーザーブレードを引き抜いた
『…君は…せめて君だけは!』
レーザーブレードの出力を最大にした
コンクリートの塊が頭のすぐ上まで接近していた
『…僕が守る!』
-フォンッザッザシュンッ-
…一瞬の
…刹那の出来事だった
身体が勝手に動いた
僕はレーザーブレードでコンクリートを何等分にもして
僕とアリスに当たらぬよう弾き出した
「…有……青?」
『僕は…』
その時、
-ドシンッ-
目の前にPSが現れた
自警団の物だった
-「あ、アルセさん!
大丈夫ですか!」-
僕は彼女が誰なのか忘れた
しかし、僕は彼女が誰なのか知っていた




