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14話-1
…やがて、来る
来たるべきその日
それは…すでに俺の後ろで…
死神の鎌を振り上げていたんだ…
-アリス視点-
…翌日、朝
『……有青、朝だよ
起きて』
「……う……あ…?」
『…ほら、有青
朝ごはん出来てるから…』
「ん……」
-ムクッ…-
「………」
『どうしたの?有青?』
「…ある…せ…?
それって…僕の事?」
『…え?有…青…冗談…だよね?』
「…冗談…?
だったら、もっと気の効いた事言ってるよ」
『!!』
(…まさか、こんなに早いなんて…
昨日の事が精神的に…追い込んだとでも言うの…?)
「君は…誰だい?
…いや、僕は誰だ?」
『…あなたは有青
…虚無有青だよ』
「コナシ…アルセ…」
『それで私は…アリス
あなたの……』
その時、私は迷った
自分を何と言うか
「…僕の…なんだい?」
『………妹、だよ』
「そう…なんだ…
…ごめんね、アリス」
『え?』
「理由、よくわからないけど
僕、お兄さんなのに…君に迷惑かけて…いきなりだからびっくり…したよね?
あんまり、そういう風には見えなかったけど』
(…………)
「う、うん、そうだよ〜
いきなりだからびっくりしちゃったよ〜」




