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13話-3
「…私の…勝ち」
『……甘い…な…』
「え…?あ…」
俺は彼女の腕を押さえていた
『…肉を斬らせて…骨を絶つ…ってな!』
-フォンッ……パリィンッ-
俺はレーザーブレードで仮面を叩き割った
彼女の髪が金髪のショートから黒髪のロングに戻る
ナイフが彼女の腕から離れた
俺はナイフを荒く引き抜いた
レーザーを纏っていた事で逆に傷口が焼けた
出血は無い
…死にはしない
「う……く……」
『はぁ…はぁ…
終わりだ
もう丸腰だろ…?
あったとしてもフラッシュグレネードぐらいだ
…それに…その状態(黒髪)で戦えるのか?』
「…どうして?」
『え?』
「…さっき、貴方は私を殺す事が出来たのに…」
『…だからって、君を殺すつもりは無い』
「…どうして…私を…殺してくれないの?」
『…殺したくないから殺したくない
違うか?』
「…私は…貴方になら…
ううん、貴方に殺してほしかった…」
『……何故?』
「……どうせ死ぬなら…貴方に…殺されたかった…」
『…俺はそんなの嫌だ』
「どうして…なの?
私は貴方に殺してほしかった!
だって…」
『何故って…
俺は君に生きていて欲しいんだ!
だって…』
「私は…貴方の事が…」
『俺は…君の事が…』
『「好きなのに」』




