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13話-1
……同日……深夜…公園
メールが届いた
有栖からだった
『決着を着けよう』と
俺は…あのいつもの公園に来ていた
…彼女の指定だった
俺は自警団のコートを上に羽織り
それ以外は完全に私服のままこの場所に来ていた
『……アリ……ス…』
黒髪の美少女は
眠り姫の如くベンチに座って
目を閉じていた
服装は
いつものようなぶかぶかなマントみたいな物ではなく
純白のワンピースを着ていた
「………」
純白の美少女は
俺が来た事に気付くと
その大きな瞳を開き
俺を見つめた
口元には笑みさえあった
「……こんばんは
……虚無有青」
『…フルネームで呼び捨てとは初めてだな』
「そうですね
……でも、何て呼べばいいかわからないんですよ」
『…いつも通りじゃ駄目なのか?』
「……駄目です
……悲しい事です
私の事を忘れてしまったんですね、貴方は」
まるで、聖女のような口ぶりがその姿にマッチしていたように感じた
『……すまないな』
「………本当に…
そうですよ……貴方は……どんなに謝っても足りないくらい……」
『なら、俺はどうすればいい?』
「…死んで下さい
私の手にかかって」




