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11話-1
目眩がする
我ながら無茶をしたものだ
ボロボロの状態で
奴を叩き伏せ
PS戦闘…しかも『ALICE』まで使った
これも、幼少の頃より叩きこまれた闘争本能故か…
例え、四肢を潰されても噛み付いて戦え
それぐらいの…
だから、俺は
肋骨にヒビが入ろうが
肩を斬られようが
戦える
多分、
後先を考えなければ
神経を完全に断ち切られでもしない限りは
死ぬまで戦えるかもしれない
もしかしたら、
死んでも気力だけで戦う事も出来るかも知れない…
……俺はあの後
自警団で応急処置を行い
帰路についた
緊急避難警報は解除されたが、
人々が家に戻るには時間がかかる
多分、アリスは家に居ないだろうと
思っていた
……
-ガチャ-
『ただい……ん?』
玄関に靴がある
流石に裸足で家を出たと言うのはおかしい
(なんだ…もう、帰ってきてたのか…)
俺は靴を脱ぎ
リビングに向かう
けど、そこにアリスは居ない
(…自分の部屋か?
一応、帰ったと報告するか…)
俺はアリスの部屋の扉をノックし、手をかけ引いた
『アリス、帰った……
アリス!?』
アリスは俯せで倒れていた




