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10話-6
『…大概のPSは潰した
…残りはあるか?』
「いえ…残存機は撤退…」
『撤退?
No.64コロニー以外にこの近くに拠点と言えるものは無い…
推進剤がもつはずがない…
戦艦の一つでもあるな…』
「…え?そんな事わかるんですか?」
『推測だ
…が、可能性は高い
近くに居るはずだ
アリセウスの索敵機能は高い
レーダーから目を離すな』
「は、はい!」
……
-宇宙用強襲戦艦、バルデウス、ブリッジ-
「な、なんだこれは…
アリセウス一機が出て来ただけで形勢が逆転?
そんな馬鹿な…
…く…撤退だ!
デイライト中佐に報告せねば…」
「!
艦長!通信です!」
「なに?何処からだ?」
「それが…アリセウス…です…」
「な、なんだと…」
「…繋ぎます」
「ま、待て!」
-『…こちらはNo.64コロニーの自警団の者だ
この戦艦はNo.64コロニーを襲った識別信号不明のPSを搭載している事はすでに判明している
…おとなしく投降しろ
さもなくば…
…撃墜する』-




