51/98
9話-5
激しいラッシュの中
殺人鬼の仮面は
口元にひびが入り
割れた
『ッおお!』
俺はフィニッシュに蹴り飛ばし
殺人鬼は壁にたたき付けられた
「ぐ…ッ…ぅ…がぁあ…」
『はぁ…はぁ…はぁ…
……ふ
まさか、とは…思ったが…
やっぱり…女の子だったか…』
「な!?」
『悪いが不可抗力だぜ?
ラッシュの際の肉付きがどうしても女の子のものだったからな』
「……」
『…綺麗なルージュだと思ったら血か…それ…』
「!!
仮面が…」
『はぁ…はぁ…さて、今度こそ来てもらうぞ…』
「断る…!」
『…なら、仕方ない…アキレス腱の一つでも…奪わんといかないらしい…』
「………そうは…いかない!」
-カッ!-
『何!?』
…
『くっ…逃げられたか…フラッシュグレネード…
閃光弾か…
奇襲用には使わず
逃走用に使ったか…』
倉庫には
殺人鬼の姿はすでになかった…
『はぁ…はぁ…さて…行かないと駄目らしいな…』
第9話 暗闇と閃光




