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9話-2
殺人鬼はもう一つのレーザーナイフを構えた
そして、レーザーを纏わす
暗闇の中
光が殺人鬼の居場所を知らせていた
『…やる気は満々みたいだな
…だがな!』
-バンッ-
「ッ!?」
俺は拳銃で撃った
弾丸が殺人鬼のナイフを弾いた
『…忘れたか!こちらには飛び道具があるんだ!』
殺人鬼は慌てた様にレーザーナイフを拾おうとする
だが、
『おっと、動くな!』
-バンッ-
「ッ…」
殺人鬼は動きを止めた
『よーし…いい子だ…』
俺は拳銃を構えたまま
ゆっくりと立ち上がった
そして、そのままじりじりと殺人鬼に向けて歩み寄る
『…ゲームセットと行こうか…俺と一緒に来て貰うぞ』
「……嫌だ」
『なに…!?』
殺人鬼はナイフの元へと走り寄る
『させるか!』
だが、俺が引き金を引く前に殺人鬼は重力制御により加速していた
(動きが速い…!?
重力制御だけじゃない…肉体を…酷使しているのか!?
くっ…何処に…)
その時、俺の目の前に俺の影が現れた
理屈は簡単だ
後方にいた殺人鬼がレーザーナイフを使った
それによる光によって照らされた事で影が出来た
つまり…
『後ろを取られた…!!』




