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6話-5
殺人鬼は少しずつ重力制御を緩め
その場に着地した
殺人鬼の髪が…
金色のショートが
漆黒のロングへと変化した
華奢過ぎた身体は
少し肉付きがよくなった
しかし、それでも、
その身体は華奢だった
そして、身体のラインはぶかぶかのマントの様な服の上からも解るぐらい
女性のソレになっていた
そんな、突然変異(?)を起こしながらも
殺人鬼は仮面をずらし
-ゲボッ…ボッ-
血を吐いた
-ボトボトボト…-
殺人鬼の周囲に血溜まりが出来た
殺人鬼の口元は自らの血でルージュが引かれてる様だった
しかし、その乱雑なルージュでありながら
奇怪な格好でありながら
彼女は美しかった
むしろ、その乱雑なルージュが似合っていたと言えよう
彼女の人生に似ていたのだから
第6話 奈落よりも深い闇へと




