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ALICE  作者: 結城コウ
34/98

6話-4

『ぐ…ッ』


俺はビルで言えば三階ぐらいの高さで浮かんでいた


それも、殺人鬼のラッシュのお陰だ


「…そろそろか」


『!?』


初めて殺人鬼が俺の前で人らしい台詞を言った


だが、


それに驚く前に奴は行動に移した


「フルドライブ!」


奴は横に蹴る様に


重力制御によってこちらに向かって突っ込んだ


(なんて…バランスのかけかた…

!!)


『ぐがぁッ』


体当たりに近い形で俺は横に飛ばされる


引っ張られるように俺は殺人鬼の盾になって


公園の隣の


すでに使われなくなった倉庫の窓を突き破った







気がつくと倉庫の天井近くを俺達は浮かんでいた


暗い…暗い倉庫だ


さっき、突き破った窓のみから光が中にさしていた


殺人鬼が仮面の奥からこちらを睨む


「さようなら…有青」


『!!?』


殺人鬼は蹴り上げる様に脚のレーザーナイフを放った


それと同時に殺人鬼は背中の俺のナイフを引き抜いた


-トンッ-


放られたナイフが俺に乗る


それと同時に…




『!?』




俺の身体は…




(重力制御を下に…!!

…死ぬ…俺…!?)



刹那の間に倉庫の闇へと堕ちて行った





-ドグシャッ!-

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