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5話-3
-愛璃雛視点-
家に着いた私はそのまま自分のベットまで走り
枕に自分の顔を埋めた
『……兄ちゃんが…死ぬ…
何で…ッ!』
有青が…死ぬ?
そんなの…私が堪えられるハズが無い…
そんな…そんな事になったら…
私は……私は……
……でも、私は
それ以上に自分に嫌気がさした
その事よりも
有青が九条有栖と親しくしようとしている事に
それ以上の嫉妬を覚えていたんだ…
私は…大馬鹿だ…
兄がそんな事になってるなんて気付かなかったくせに
いざ、知ったところで何も出来ず
それどころか他の事を考えたなんて…
『………………ギリッ』
(……………でも、やっぱり…
私は無力なの……?)
『……………ごめん、兄ちゃん』
……その時…私が顔を上げようとした時だ
-ブブン…ぶわっ…-
『!!?』
(何これ…視界がぼやけて……)
私は片目を押さえた
でも、いっこうに治まらず
それどころか痛みがともなってきて…
-ドサッ-
…倒れた
『………痛い…痛い…よ…
助け…て…助けて…
お……兄ちゃん……
…アル………セ……』




