27/98
5話-2
…放課後、廊下
『ん…九条
今、帰りか?』
「…うん」
『そうか…じゃあ、またな』
「うん………虚無君
一つ聞いていい?」
『なんだい?』
「…どうして、私に構うの?」
『…どうしてって…当たり前じゃないのか?
これくらい』
「…でも、他の人は…」
『…それは、なんかさ
高嶺の花みたいなモノで
別にみんな九条の事、
嫌ってる訳じゃないよ』
「そうじゃない…そういう事じゃないの…」
『?
じゃあ、どういう事かな?』
「……虚無君
…これ以上…私に関わったら死ぬよ…」
『………ははッ
物騒だなぁ…大きく出たモンだ…』
「……私は本気だよ」
『…ふふ、そうか
じゃあ…俺からも一つ言っておくよ
…関わらなくったて俺は近い内に死ぬよ』
「……!!
…まさか……虚無君…」
『うん?』
「………いえ、何でも…」
『…とにかく、君自身が…君の心が
迷惑に感じてないってなら
俺は君に関わるから』
「………そう」
………階段の死角で聞いていた愛璃雛は涙目で走り出した




